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【速報】スウェーデンがガソリン減税を発表!

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのニュースから。

「異次元の少子化対策」に対し「スウェーデンを見本に」と考えている岸田政権に朗報です。

そのスウェーデンがガソリン減税を発表しました!

減税の実施は来年からで

その減税額はリッターあたり約22円!

日本のトリガー条項が25.1円の減税策ですから、金額もよく似た感じです。

さぁ岸田総理。

スウェーデンを真似て日本もガソリン減税しましょう!

と岸田総理のポストにどんどん書き込んでやりましょう笑

ということでニュースの内容を覗いてみましょう。


スウェーデン、ガソリンと軽油の減税へ

スウェーデン政府は木曜日、「家計が直面する経済的負担を軽減する」としてガソリンと軽油の減税を発表した。

来年から行われるこの減税では、ガソリンは1リットルあたり1.64スウェーデン・クローナ(約22円)、軽油は0.43スウェーデン・クローナ(約6円)の引き下げとなる。

政府はこの減税によって約8億4,000万クローナ(約110億円)の予算がかかると見込んでいる。

エバ・ブッシュ・エネルギー相は記者会見で、多くの家庭が追いこまれている経済的課題に対し政府は緊急性を認識しているとし「早急に財政支援を行う必要があることから今回の減税を決断した」と語った。

またブッシュ大臣は、スウェーデン民主党の経済担当であるオスカー・ショーステット議員とともに出席した記者会見でも、

「減税は重要であり、必要であり、待望されている」

とし

「現在、多くの家族が困難な状況にあることを政府は理解しています」

と国民に語りかけた。

ショーステット議員は、今後のガソリン価格がどのようになるかは原油市場と税金の額に影響されるとし

「もちろんこの先のガソリン価格が、減税額を上回るほど高騰する可能性もあります」

「でもそれはそれ。今と来年を同じ条件で比較すれば来年は税金が安くなるということです」

と述べた。

スウェーデン政府は昨年も、経済的支援を目的としたガソリンと軽油の減税を行っているが、一方で環境に及ぼす影響を懸念する左翼の環境団体からは批判の声が上がっていた。


以上です。

素晴らしいですね。

この減税が社会問題になるほどの買い控えや市場の混乱を起こすかどうか、日本政府の関係者はしっかり注視するべきでしょう。

さて、最後に上記のニュース記事では触れられていない点を一つだけ補足したいと思います。

それはなにかと言いますと

このガソリン減税は政府与党の「選挙公約だった」という点です。

スウェーデンの政治のパワーバランスはこちらの記事で詳しく解説しているのでそちらを見て頂くとして

簡単に説明すると、現在のスウェーデンの政権与党は

穏健党とキリスト教民主党、自由党の右派連立政権

で、その連立政権に冒頭のニュースにも出てくる

第二党のスウェーデン民主党

が閣外協力という形で政権運営に参加しています。

昨年9月の総選挙において、この穏健派、キリスト教民主党、スウェーデン民主党が公約として掲げていたのが

ガソリン減税

で、各政党がそれぞれ5~10クローナ(66~132円)の減税を約束していました。

しかし今回の減税は1.64クローナ(約22円)ですから、公約の減税額には届いていません。

届いていない事は感心しませんが、しかしこの件について日本と大きく違うのは、政府が

「我々は公約の規模の減税を実行できなかった」と潔く認めていること

です。

スウェーデン民主党のショーステット議員は前述した記者会見の中で今回の減税について

「どの政党も単独過半数の議席を有していないため、公約を100パーセント通過させることは出来ていないが国民生活のためには妥協する必要もある」

と答えました。

これを「説明」と捉えるか「言い訳」と捉えるかは有権者次第です。

「約束を破った」と思えば批判すればいいでしょうし、「100%ではないものの公約は守ろうとしている」と汲むなら応援すればいいのです。

それを見て次の選挙をどうするかを決めるのは有権者なのです。

日本の社会に圧倒的に欠けているのがこの部分です。

前回の衆院選からまもなく2年になりますが、あなたが投票した政党の公約実現度はどれくらいですか?

公約実現のために何をやったか、また何が問題で進んでいないのかの説明を聞いたことはありますか?

そんなものは一切なく「次はこれをやります!」と新しいことを言いだしているのではないですか?

その政策にいくら掛かるのかも全く無視して、「ぼくのかんがえたさいきょうのせいさく」お披露目会になっているのが現実ではないでしょうか?

スウェーデンの議員が、減税公約を入れるのも、それを実行するのも、当初の約束との違いを説明するのも「有権者の力が強いから」です。

説明しないと選挙に負けるからでしかありません。

日本もこうあるべきでしょう。

そのために必要なのは

有権者が公約にこだわることです。

有権者との約束である公約を有権者が「重いもの」として捉えるべきなのです。

SNS上でいいので、選挙の際は候補者に

前回の公約はどこまで出来た?
今回の公約は具体的になにをするの?
法案骨子はあるの?
その財源は?
国民負担はどれだけ増えるの?

と確認し、選挙が終われば投票した国会議員や政党に

あの公約どうなった?
なんで与党に公約をぶつけないの?

としつこく公約実行を迫る。

こうした人が増えていくことが必要なんだと思います。

ということで、ガソリン減税を公約に掲げていた野党の議員に今一番熱いトリガー条項をどんどん言わせて

減税を政府にぶつけろ!

と圧力を掛けていきましょう笑

では今日の記事はここまで。

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