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NHK予算を10兆円に!という人は何故いないのか

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのニュースから。

NHK、27年度までに1千億円の支出削減の方針 中期経営計画案

NHKは10日、2024~26年度の中期経営計画案を発表した。
26年度にAMの「ラジオ第1」と「第2」から1波を削減し、AM1波、FM1波とすることや、27年度までに1千億円の支出削減を行う方針を明記した。

森下俊三経営委員長は報道陣に「受信料の値下げは非常に大きく、1千億円の財政改善をする挑戦的な計画になった」と語った。

あるNHK幹部は「受信料の値下げに加え、電気代の値上げなどインフレも加わり、かつてないコストカットを進めるしかない」と強調する。

数年前まで7000億円に達していたNHK予算ですが、それを27年度には5700億円まで圧縮するというのですから、これはなかなか大きい額ですね。

しかしNHK予算がいくらになろうが受信料が値下げされようが、そんなものは関係ありません。

論点はあくまでも

NHKのスクランブル化

です。

問題は「契約の自由への侵害」なのであって、予算の大小や受信料の値段ではありません。

受信料値下げによる負担減には反対こそしませんが、「見たい人が契約する」という本来あるべき姿が重要なのであって、それをやったうえなら予算が100兆円でも受信料が月額10万円でも10円でも「どうぞご自由に」なのです。

という前提を踏まえたうえで、このニュースに対する私の疑問を書いておきます。

その疑問とは

「政府の赤字はみんなの黒字」と言っている人がなぜこのNHKの予算縮小に猛反発しないのか

です。

国債発行してお金を刷ってNHKに渡して予算を10兆円にしろ!となぜ言わないのでしょう。

それが誰かの所得になって誰かの資産になるという理論なのですからなんの問題もないはずです。

それなのに何故かそんな人は現れず、みんな口をそろえて「1000億削減?生ぬるい!スクランブル化しろ!」「役員報酬をもっと削れ!」と言うのです。

先日記事にも書きましたが、NHKには「観たい人だけ金払って観ろ」という声ばかりなのに、地方の赤字ローカル線の話になると「乗ってない奴も金払え」とダブスタだらけになるのと同じです。

どうして政府に対しては「政府支出を増やせ!積極財政だ!公務員給与を上げろ!」と言っているのに、NHKに対しては

「スクランブル化なんてもってのほか!政府はNHKに支出しろ!積極財政だ!役員報酬を倍にしろ!」

とは言わないのでしょう。

念のために書いておきますが、私は「政府支出は全て国民負担なのだから徹底的に削れ」という考えです。

日本政府はNHKを見習い支出は減らすべきです。

これが私の結論ですので、議論するつもりはありません。

しかしこれに異論のある人は、NHK予算も国家支出で援助して10倍にしろと言うべきですし、れいわ新選組が大阪万博やIRカジノへの税金投入に反対していることを「ダブスタだ」と批判するべきでしょう。

もう一度言いますがもちろん私は前述したように「政府支出は減らせ!」なので大阪万博やIRカジノへの税金投入には反対です。

でも「政府支出を増やせ!積極財政だ!」「政府の赤字はみんなの黒字」という人がそこに反対するのは辻褄が合いません。

ですのでどうぞ「紙幣を刷ってNHK予算を10兆円に!」と主張してください。

ついでに北朝鮮にも、自国通貨の北朝鮮ウォンを刷りまくれば経済大国になるよと教えてあげてください。

私から言えることは

政府の黒字はあなたの赤字

ということだけです。

NHKはスクランブル化すべきですし、政府の予算は減らすべきです。

色んな意見があることは良いことですが、ダブスタは止めましょう。

ということで、今日の記事はここまで。

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