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政府支出に緊縮も積極もない。あるのは非効率で無責任な放漫財政のみだ

穴のあいたバケツに水を注いでいる水道の蛇口を絞ることは根本的な節水にはなりません。

蛇口全開よりはマシというだけで、水が無駄なのは同じです。

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日は

緊縮財政と積極財政

についてです。

まず言葉の定義を明確にするためにそれぞれの用語の意味を説明すると

緊縮財政とは財政赤字はもちろん、政府の支出をできるだけ減らして歳出規模の縮小を図る財政政策

のことで、これには

増税による財政赤字の削減

も含まれています。

逆に積極財政とは、国債発行も含め積極的に政府支出をふやし、経済の拡大を図ろうとする財政政策

で、これを支持する人達が「反緊縮派」「ハンキン」と呼ばれています。

さて、では一体この緊縮財政と積極財政ではどちらがいいのでしょう?

答えはどっちも同じで論じるに値しません。

なぜならどちらも政府を基準にした言葉で、実は同じことを言っているからです。

「借金大国日本は財政破綻する!」と主張する緊縮財政派も「通貨発行権がある日本は財政破綻しない!」という積極財政派も、その主張の後には「だから増税も仕方ない」「だから国債を発行しまくれ」とよく聞けば両者とも「政府権力の拡大に大賛成!」と言っているに過ぎません。

国民側からすればこれまでも何度も説明してきたように、政府支出とは「非効率で無責任な放漫財政のみ」なのであって、積極も緊縮も無いのです。

だいたい「緊縮財政」という言葉を純粋に「政府支出を減らし小さな政府を目指す」という意味で使っている人なんて皆無です。
まずそういう人は「緊縮」という政府に我慢を強いる印象を与えるような言葉を使わず「放漫財政」という言葉を使うでしょう。

緊縮財政や積極財政という言葉を使いたがる人達は、市場経済は政府によってコントロール出来るし、そうすべきだと考える社会主義的な設計思想の持ち主です。

だから「政府支出の拡大による市場介入」は「積極」というポジティブな言葉で表し、逆に「政府支出の縮小」は「緊縮」というネガティブな言葉を用いて、政府の肥大化を正当化しているに過ぎません。

そしてそういった人達は絶えず「今は緊縮財政だ。もっと支出を増やすべきだ」と言い、その結果ボロボロになった市場を見たらこう言うのです。

「政府がもっと支出をしてればうまくいったはずだったのに」

穴のあいたバケツに水を注いでいる水道の蛇口の開き方や水の溜まり具合を、水道代を払わされる国民が議論するほど馬鹿げた話はないでしょう。

まず「穴を塞いでもっと小さいバケツに変えろ」というのは当たり前の話です。

こういうことを言うと「じゃあ防衛費が無くなってもいいのか」という極論君が現れますが、防衛費が何の役にも立たないバケツの穴だと思うならそれはそれで良いと思います。

SNSで減税運動をしていて、もし「緊縮ガー」「積極財政ガー」と絡まれても相手にする必要はありません。

政府の肥大化の肯定を前提にした言葉を元にした議論に乗った時点で負けですし、説明したって相手は絶対に理解しようとはしません。

それよりも純粋に「税金高いのホント勘弁して」と思う人を仲間にしていった方が有意義だと思います。

ということで、そういった仲間を増やすための減税運動をやってます。

「減税運動」とは「政策議論」ではありません。

減税運動は自分の出来る範囲でやれる事をやる政治運動です。

おかげさまでツイッターでのフォロワーさんが3300人を超えました。
減税派は増えてます。
これからも「全ての増税に反対」を訴えていきましょう。

それでは、今日の記事はここまで!

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