新曲「入管の歌 (ニッポンの檻)」

親子の手

入管法改悪の採択が5/7に迫ってるので、
いま満足な時間がなく迷いましたが、短い曲を載せておきます。

目の調子が悪くて(飛蚊症?)、こんなツイートしか出来てないので。

こちらは以前コメントを寄せた署名プロジェクトです。問題点がよく纏まっていますので、ご一読頂けたら。


日本で生まれて、日本語しか喋れないにも関わらず、(些末な出来事で在留資格を剥奪された)父親、母親と切り離され、自分自身も「二十歳になったら、わたしも収容されてしまう」と怯えている子供たちが居ます。
本来なら夢も希望もあるはずのちいさな子供たちですよ。
今回はそれを短い歌にしてみました。

入管のうた(仮)

アクリル板の向こうに
切り離されたパパは
大きくなったねと
その壁越しに 
私の髪をなぜて
だけど私も大人になれば
きっとこの場所に
閉じ込められるの

帰る国を失い
ニッポンの檻のなか

アクリル板の向こうに
切り離されたママは
1日ごとに
おかしくなってく
自分の髪を引き抜いて
だけど私も大人になれば
きっとこの場所に
閉じ込められるの

帰る国を失い
ニッポンの檻のなか

難民として逃れてきた家族にまで、このような仕打ちをする日本という国が、コロナ変異株が猛威を振るうなか、オリンピックについてはどうあっても強行しようとしていること、僕は奇妙に思う。

「高度外国人材」という言い方があるそうです。
こちら出入国在留管理庁のページに詳細が載っています。

我が国が積極的に受け入れるべき高度外国人材とは・・・
「国内の資本・労働とは補完関係にあり,代替することが出来ない良質な人材」であり,「我が国の産業にイノベーションをもたらすとともに,日本人との切磋琢磨を通じて専門的・技術的な労働市場の発展を促し,我が国労働市場の効率性を高めることが期待される人材」とされています。(平成21年5月29日高度人材受入推進会議報告書)

ともかく自国にとって都合のよい外国人を日本政府や経済界は欲しているということですが、現実的にはそういった一握りのエリートの範疇に収まらない多数の人々に支えられながら、この国は存続してきました。
個々の命としっかり向き合うことなく、それをないがしろにするようなベクトルへ進もうとする国に、ろくな未来はやってこないでしょう。


noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。