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タロットとの出会い②

その始まりはトラブルの一週間ほど前から起こりました。
タロットカードには『死神』という名のカードがあります。
この死神が一週間、必ず出る(展開に現れる)ようになったのです。毎日必ず出るので、友人と私は、解説書を見ながら、意見をぶつけていました。
死神が出てくるタイミングと前後して一人の女の子が入所して来ました。が、大病があるらしく、今でいう『ICU』的な個室で暮らしており、私たち通常入所の子供とはまったく接点がありませんでした。
当時は知的障害というものや今でいうADHDのような考え方や診断基準が乏しかったこともあり、子供の障害の程度を問わず、ある種の隔離をして、安全を確保していたため、子供たちが彼女をみることはできませんでした。

その女の子が入所した日から数えて数日、タロットの死神は出続けていて、一週間が経過したその夜中に、女の子が急変し、いきなり亡くなってしまいました。
これがトラブルです。

友人は顔が真っ青になり、私も強烈なショックを受けました。友人はタロットが気持ち悪いといい、捨てると言い始めたのですが、私は、このトラブルでタロットの『力』を強く感じました。

友人が捨てるというカードセットをすべてもらい受け、同時に自分でも、カードや解説書を買いまくり、知識を深めながら、習得に至って今があります。

※注
タロットの死神のカードはその意味の中に『死』はありますが、必ずしもそれを指すとは限らず、解読の仕方、占い師の技量や経験によっていくつもの解釈ができるカードです。

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