タロットとの出会い①

皆様、こんばんは。
タロット占術家のタウザイン藤澤です。

私がタロットカードに出会ったのは、ちょうど35年前、15歳の時でした。

私は、前記事に記したように、身障者です。障害のリハビリを兼ねた施設(病院機能有り)にて初めて、タロットカードに出会いました。

その施設は最年少は3歳から15歳までの身障児童が一人で入所していました。道を挟んで建っている養護学校(現在は特別支援学校ですが、以下から養護学校と統一します)に通学しながら施設で半自立生活をしていたのです。半自立というのは、基本、食事は職員の方がいて、洗濯も職員の方にしていただくのですが、だいたい小学校高学年くらいから、洗濯については『自分で洗剤管理や洗濯物管理ができる子供』に限り、自分で洗濯や掃除をするためです。施設のタイムスケジュールの中の自由時間に洗濯機を回し、乾燥機を使って洗濯をします。これは自分の衣類だけで年齢が低い子供や自分でできない子供は、きちんと職員が行います。

職員はだいたい、朝八時ぐらいから夜の六時ぐらいまで働いて、夜の六時以降は看護師の方と当直職員(男性)が施設管理します。職員の手が減るこの六時以降から九時まで(21時まで)は、ある意味、施設内のどこにいても、怒られません(入所禁止区域はあります)
で、その気になれば誰も通らない、来ることもない場所で、タロットや当時は『コックリさん』全盛期だったのでコックリさんをやったりしていたのです。

施設内には遊具(ゲーム、おもちゃ)は原則持ち込み禁止で、当時、流行っていたゲームウオッチやちょっと人気のあるおもちゃなどは持ち込んだ場合、遊ぶのに幾つか許可をもらう必要があります。というのも、やはり遊べない子供や買ってもらえない子供が多数いるため、喧嘩になるからです。
ただ、例外としてマンガや本は自己管理さえできれば持ち込み自由で、月刊誌は施設と契約している本屋さんが届けてくれたりしました(入所児童には毎月少額でしたがお金が支給されていました)
このような事情から、当時、同室だった友人が買ってきたものが解説者つきのタロットセットでした。
友人は非常に頭が良く、当時、小学生ながら将棋はとても強くて、二人で将棋を指したり、タロットの解読をしあっていました。

ある時、その解読にちょっとしたトラブルが起こったのです。

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