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86.【超合理的】トヨタの会議は30分

会議が長い。結論は出ない。だらだら・・・。意味ある? そんなことが多くあるサラリーマン人生。
本当の会議とは何なのか?それを知りたくて本書を手に取った。

①議題は事前に共有する

当然っちゃ当然かもしれないが、なかなか出来ていないのがコレ。
そしてトヨタ流が一味違ったのは、資料は参加者が揃えることだ。
主催者より参加者が、その議題より憶測して、関連する資料準備をしておく習慣があるようだ。要は、会議の最後には毎回(次は、何を話し合うか)と決めるので、それに即す形となっている。

②定例会議はしない

「定例」と名の付くものこそ、見直すべき事案だ。
トヨタでの会議は、必要に応じて都度設定される。

③会議の参加は担当者1人

会議には原則、担当者1人で参加する。上司と部下は彼氏彼女じゃなく、プロ。上司の付き添いは認めない。だから部下も育つ仕組みになっている。

④議事録は書き直さない

「あとで議事録まとめて送りますね」は、あるある光景。

トヨタでは、会議中のホワイトボードをまるまる印刷して、関係者に配信して終了。それだけ。キレイにまとめた内容より、いち早く伝えることが優先される。また発表者はホワイトボード内に収まるよう要約する必要があり、自然と中身が整理がされ、分かりやすい。理に叶っている。

⑤会議前のアイスブレイク

会議前には、「前回は◯◯の議題で、△の答えが出た。今日はこの△について議論を進めます」と冒頭に振り返り、要約することで参加者の意識レベルはぐっと上げる。

⑥会議中はメモ禁止

トヨタでは、会議中はメモを取る行為は禁止されている。対話に集中する、ことがモットーである。その方が真剣身や熱意が伝わりやすく、相手の真意を深掘りできる機会になる。
→会話中にメモを取らない。これはすぐに実践できるな。

⑦上司報告は紙1枚、説明1分

上司は、時間が無いので報告時は要点だけ伝える。以下がポイント。
①何の話か(テーマ or タイトル)
②今、(上司に)どんな回答や判断を求めているのか
③結論
④論拠
⑤補足
*視覚的に紙1枚あれば尚良い。

⑧なぜを5回繰り返す

トヨタと言えば、「なぜなぜの深堀」は有名である。ただ本当の意味は「回数」ではなく、何にでも疑問を持ち、常に自分の頭で考えることこそが本質と説いている。
例えば、社内ルール。今の常識。仕事の進め方。在り方。何でも疑って、考える。そしてKAIZEN。それこそが本当の意味である。

⑨得意/不得意は時間をかけて判断

得意と不得意は、生まれつきだったり、すぐに判断できるものと思い込んでいませんか?それは違うと本書では記載されている。
だからこそ、
・とにかくやってみる(食わず嫌いにはならない)
・部下や若手に挑戦させるときには、可能な範囲で時間的な余裕を持たせる例)やってみて、案外できた!というのは往々にしてあるものだから。

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