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構図の話④

人気のスポットでは、どうしても同じような構図になってしまうことがある。

例えば、人工物があったりして、それを避けると構図はもうコレしかない。というケース。

または、構図の知識がある人だと、理想を突き詰めていくと同じになってしまうケースもある。

これはもう仕方がないことで、マネしたとかそういう類のものではない。

大切なことは、その構図にした理由を考えているか。説明できるか。ということ。

「左には看板があって、右には建物があるから、それを避けて縦構図で撮った」

とか

「広がり感が欲しいから空を多めに入れて、三分割でメインの被写体をここに配置した」

とか

他の人の構図を参考にしたとしても、なぜそうなるのか考え方を理解し、自分の中に落とし込めれば、それはマネではなくなります。突き詰めていくとミリ単位での調整になるし、意図が反映された構図は美しいものです。

もし、「プロが撮っているから、同じ構図にしてみた。」というのであれば、それは止めた方が良いです。なぜなら成長に繋がらないから。

写真が上手くなりたい!と思っているのなら、「どうしてこの構図で撮るんだろう?」と考える。

自分なりの構図は見つけられずとも、そうやって考え、理由付けすることが成長に繋がります。考えることができると、どんどん成長します。

そのうち、「みんなはこう撮ってるけど、こっちのほうがよくない?」と新たな構図が浮かんでくるかもしれません。

他にも、
この場所で夜に撮ったらどうなるんだろう?
違う季節だとどう変わるだろう?
現像で差を出してみよう。

などなど、構図は一緒だとしても、作品として昇格させる方法はたくさんある。

同じ写真を撮ることを目標にするのではなく、それを超えて自分らしい写真を目指すと面白いですよ。

私はそうやって楽しんでます。

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