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オンライン鼎談でリハビリ

[更新履歴]
2/24 22:40 初回公開
誤記・表現は適宜修正
2/25 9:30 校了・Xに投稿
2/26 19:00 (3-4)を追記

(1) はじめに

 幼少期から、友達に友達を紹介して予想外な事が起きるのが面白いと思ってた。これまでたくさん紹介をしてきたし、時間もお金(酒代)も使ってきた。ダメな場合も上手くいく場合もあって、そのノウハウは自分にそれなりに蓄積していることは、なんとなく分かっていた。
 ダメな場合の例は、恋愛や結婚の関係で、これは全く上手くいかない。時間と金の無駄と思いたくなる。人は自分自身の恋愛観や結婚観の、本当に重要なポイントは他人には明かしていないからかも。実は本人もよく分かっていないんじゃないかレベルだ(だからこそ意外な組み合わせで面白いこともある)。本人が主導するマッチングアプリで大正解と思う。
 上手くいく例は、興味や関心に基づく友達作りで、いわゆるビジネスマッチングも含む。人脈は大事とか、豊かな人生にしたいと考えている人同士だと、より上手くいく気がする。幹事側としては、この2人を会せたら面白いはずと直感を覚えた時は当たるかも(妙な共通点があるとか)。
 多人数で会うと、組み合わせは増えるけど、結局1対1の関係が重要なのよね。いつの間にか仲良くなっていると、幹事をやっても面白味がない。2人を直接紹介して3人で喋ると、成り行きも分かって楽しめる。これは、いわゆる「鼎談」というやつ。ことわざ的には、文殊の知恵が得られるかもしれない組み合わせ。

鼎談(ていだん)とは、三人が向かい合って話をすること。また、その話。

デジタル大辞泉(小学館)

(2) リアルで鼎談

 以前記事に書いた(言わば「三方一両得」の話)の続きで、先日、イノベ繋がりの友達同士を紹介したら超盛り上がってた。知らない単語が飛び交って、聞いてる僕は「何それ?」状態だった。個人的には凄く勉強になったので良かった。
 会話するだけなんだけど、知識と情熱を試し合っているみたいだった。キン肉マンで例えると、喧嘩男とロビンマスクが組んで力関係を知るみたいな感じ。そして、両者の意外な一面が知れた。紹介者としては、本物のエンターテイメントが見られた気分で面白かった。
 一方は「家族の為」、他方は「社会の為」と言うけど、実は「俺のリハビリの為よ?」で回収するしかない(笑)
 面白かったのでこの鼎談をもっとやりたいけど、脳への負荷がそれなりにあったと感じた。外出先で発作は凄く怖くて、自宅での発作ならまだマシだから、オンラインでできないかと考えていたけど、初対面でオンラインは失礼なのかな?謎過ぎる。やり方次第な気がする。やってみるしかない!

(3) オンラインで鼎談

(3-1) リングライトの準備

 コロナ禍のお陰か、オンラインで会うのが選択肢の1つとなったと思ってたけど、5類以降直接会おうとするのは何故なんだ?と思ってた。情報量減ってもいいから、全部オンラインでやりたい。というか、発作が怖いんでオンラインしかない。
 在宅ブームは終わったけど、みんなオンライン会議の環境作ってるはずだし、心理的障壁も下がったはず。僕は、自身を映す環境を整備してなかったから、準備したいと思った。今は機材を安く買えるに違いない。
 「リングライト買おうかな~。どんなのがいいんやろ?女優になれる用がいいな」と思って探したら「女優ライト」って商品カテゴリーがあるやんけ。

「女優ライト」の検索結果

 メルカリ見たら似た商品あるけど「女優」とは書いてないな。女優になれんかったのかな?
 とはいえ、新品を売る時はこういうネーミングが刺さるのかもね?
 オンライン面接の時代には必須だったんだよね。普通のリングライトで女優になれるなら飛ぶように売れるよね。

 完全に余談ですが、面白トークのお姉さんは「ほらっ、私って女優だから…」って多用する鉄板ネタですが、
 「暑くても化粧全然崩れませんよね、ほらっ、女優はメイクが命だから」と返すのも鉄板と、女子に教えて貰ったことある。怖くて言えんが…

 …と、ついついネタ話に走ってしまいますが、僕は病み上がりで、以前より痩せたうえに顔色も悪いので、心配されないように見せるため、そして、ライトで影を飛ばしてイケメンに見せるために買いました。元からイケメンなのは自覚していますすみません。 

(3-2) 第1回に向けて

 オンライン鼎談を友達に提案したら反応がよかった。初回は、良く知ってる2人から。まずは負担が少ない環境から始めて、自分の課題を探しつつ、ルールも決めていこう。
 そして日程調整が地味に大変だ。個人的にはリハビリの位置付けなんでいいけど、2人の予定を合わせるのってこんなに大変だったっけ?まあ、この辺は、友達なら何とかなるっしょ。つーか、他人には絶対に任せちゃダメだわ。自分のリハビリだし。そして、仕事で、知らない人との調整は難しいと思った(現段階は)。
 久しぶりにzoomを立ち上げた。使い方が全然分からんな、これは元々zoomを殆ど使っておらず、Teamsばかり使っていたせいかも。「老化のせい」は否定できないが、こういうのは素直に受け入れる。それから、届いたライトもバッチグーよ! 

セットしたリングライト

(3-3) 想定外の第0回

 もっと後日にビデオ通話やろうと思っていた友達と、予定を合わせるのが大変ぽいねとなって、ビデオ通話をやってみた。全くの想定外だったけど。
 やってみたところ、すぐに脳が疲れることが分かった。この日は10分くらいしか持たなかった。早く終わる可能性は、事前に伝えてたほうが良さそう。
 どうも、相手の表情から読み取ることは脳の負担が大きいのかなと思ったり、話の内容が高度過ぎたのかとも思ったり、今回は2人でやったから休む余裕が無かったからかもと思ったり。やっぱり3人でやって他の2人で話してもらう時間に、自分が休憩することは必要かも。
 後で考えたけど、入院してから最近まで、周りの医療系スタッフは、とにかく話を聞いてくれて自分の意見を言ってこない環境だったけど、最近は僕を諌めて自分の意見を述べる友達と接する機会が増えてきた気がする。社会では普通の事だけど、疲労ストレスの一因かもと思った。
 そして、メモ用のノートは必須。これは分かっていたけど、まさか今日やるとは思わなかったので準備しておらず…、スマホにメモした。記録しないとすぐに忘れる。これは発症前からだけど。
 今回話した内容の概要は「育休復帰後の働き方の工夫が、病後復帰の働き方に活かせそう」ということ。新たな気づきがあった。
 こういう社会復帰の工夫例を集めたい、きっと復帰勢の役に立つはず。

(3-4) とりあえずの第1回

 良く知っている友達同士の3人でやってみた。箇条書きで書いてます。

  • 妹が来ていて「すぐ帰るから」と言っていたので帰ったあとにオンライン会話しようと思っていたら、会話が盛り上がりすぎて長引いた。オンライン会話の開始前には余裕が必要。

  • ZoomでやることにしてURLは事前に送っていたけど、リンクのクリックでアクセスするとエラーが出る場合があった。それでも、会議IDとパスコードでログインすれば大丈夫な例もあったから、リンク、ID、パスコードを全部送っておく方が確実と気づいたり、普段使っていないデバイスだとZoomアプリのバージョンアップが必要だったなどして、時間がかかってた(なんか大変そう)

  • 在宅勤務多めでビデオ会議に慣れてる人は顔の位置がビシッと決まり流石と思った、自分は慣れていないので目線の調整が難しかった

  • 病気について説明したとき「ブログで読んでいたけど、実際に動いているところを見るとかなり安心した」と言われ、オンライン会話の想定外の効果があると思った

  • 「お前喋れてるけど中身AIなんじゃないの?」と軽口を叩かれて面白かった

  • 『「詳しくはWEBで」がいいよね』と言われて、そんな表現もアリと思った

  • 骨折後で左腕が上がりにくいという現状を伝えると、「俺もだぞ、歳のせいだぞ」と言われて、歳のせいは否定できないと思った

  • 「学生の時にチャランポランだったお前が、何でもリハビリに繋げる意気込みで挑戦しているのを見ると、脳卒中ってのは本当に怖い病気なんだな」と言い出して、学生時代にチャランポランだったことが役に立った。それに対して 「左右バランス取れなくて座るの難しかった」 と具体的な状況を説明しても伝わらないみたいだった、見ないと分からんよね。そして、言葉より姿勢が大事かもと思った。

  • 当初20分くらいと見込んでいたところ30分を超えた。予想以上に会話時間が延びて、僕が気楽に話せたのは「中身ない会話だから」と。それもあるかも。あと、2人とも聞き役の姿勢だった、さすが管理職。

(3-5) ひとまず暫定版のルール

  • ひたすらに「3人」

  • 会議URLは早めに送り、接続テストをお願いしておく

  • 事前にnote記事を送るなどして、会話のタネを共有しておく

  • 会話中は、今の関心・興味を聞き出し、今後に繋げる姿勢

  • ビデオ通話とチャットを併用できる環境を準備、Zoomは標準にある(グループLINEなどでも有り)

  • 会話の内容は紙のノートにメモして今後に活かす

  • とりあえず、ビデオ録画はしない方向(スクショは撮ってもいいかも、記念に)

  • 実施目的は友達2人の豊かな人生の為、ついでに自分のリハビリとストレス解消の為、更に、友達2人に構築された繋がりが自分が生き延びた証…と思いたい

  • 会話後メール交換は自分から送る、教えてもいいメアドは事前に聞いておく

  • 同じ人は連続しても2~3回、人を変えていく

  • まずはやってみる。

(以下、追記予定)

(ヘッダー画像は、また行きたいシアトルで見た夜景@米国, 2011年10月06日撮影)

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