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続・投資の勉強

[更新履歴]
3/16 21:40 初回公開
誤記・表現は適宜修正
3/17  9:00   校了・Xに投稿

(1) はじめに

 投資についての学びを、2/11に公開した「投資の勉強」で言語リハビリの記事に追記していましたが、量が増え、読むのが大変と思えるようになってきたので、別記事として投稿することにしました。
 物価上昇が続く状況で、新NISAが始まったことで関心を持たれた方が多かったのでしょうか。アクセス数がそこそこ多かったです。
 僕も療養の為に給与収入が途絶え、かつ、時間ができなければトライできなかったと思います。実際に試しながら学んだことを、素人ながら一旦整理しておこうと、軽いノリで書いています。そんな前提でお読みください。
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(2) お金の投資

 最近の学びを箇条書きで書いています。繋がりは読者自身で埋めてください。

(2-1) 投信による資産形成を人に勧めにくい理由

  • 未来のことは誰にも分からない

  • 短期的には減る可能性がある

  • 金融機関へのプール金が増えるだけで手元のお金が増えるわけではないことを理解してもらう必要がある

  • 「日産株で50億円稼ぎました」みたいな逃避投機との違いを理解してもらう必要がある

  • 労力をかけてまで他人に勧める動機がない

  • 株を買わせたい人と思われるリスクがある

  • 嫉妬される可能性があるので、増えていても「私の収支はマイナス」としか言えない

  • 外れても皆んなが儲かっているから「暴落する」は予言しやすい

  • 働かずしてお金を稼ぐのはよくないという風潮

  • 投信以外にも生命保険や株式などの金融資産(動産)や不動産という別の手段がある

(2-2) 新NISAの位置付け

  • 投信による資産形成は、やりながら学ぶしかない

  • 始めるには「余裕資金を毎月淡々と積立てていけば、緩やかだけど資産が安全に増えていく体験」が必要

  • その体験をするためのハードルを下げる仕組みの1つが新NISAで、短期的に利益を狙うものではない

(2-3) 金融リテラシー教育

  • 人生で時間に余裕が持てる時期(例えば高校卒業から結婚までの間)に親が一緒にやりながら教えることが理想的(個人的考え)

  • 結婚・出産後は忙しくて余裕ない

  • 子どもに金融リテラシーを学ばせるために親が試行錯誤しておくことに価値を見出せることが重要

  • 自身の資産のインフレ対策としても有用

(2-4) 増える理由

  • 投信の額面が増える理由は「資本主義だから」

  • 資本主義は資本家が労働力を買う構図で、労働力の増加が前提

  • 額面の増加には「インフレの影響」が含まれる

  • 労働力が増える国(移民で労働力が増える米国など)の株式市場の株式指標(インデックス)連動商品を選ぶことが望ましい

  • 労働者人口が増加する国で他国の企業が活動するグローバル経済の影響は頭の片隅に入れておき徐々に対応する

  • リスクを減らすために、①異なる市場のものを組合わせる・②ドルコスト平均法(一定金額で定期的に買い続ける)で購入するなど、戦略は多様

(2-5) やりながら考える

  • 手元のお金は増えないので余裕資金の利用であることが重要

  • プール資産を手元に戻す「取り崩し戦略」は、資産形成とは別の戦略が必要、やりながら今後考える

  • やっている人は周りに多いハズ、相談相手を探すことは難しくない

(2-6) 資本主義とは

 「資本主義」についての説明を引用します。

封建制に次いで現われた経済体制。生産手段を資本として所有する資本家が、利潤獲得を目的として、自己の労働力しか売るものをもたない労働者から労働力を商品として買いとり、商品生産を行なう経済体制。産業革命によって確立した。キャピタリズム。〔社会学術語稿本(1909)〕

精選版 日本国語大辞典 「資本主義」の意味・読み・例文・類語(コトバンク)

 今回の学びから、「投信」は労働者側から資本家側に移る為の手っ取り早い手段の1つというのはあながち間違いではないと思うようになった。

(2-7) とりあえず結論

 投信による資産形成を学べば学ぶほど、抗てんかん薬治療の数理モデルに似ているし、「気づいた人からとっとと始めて、相続税対策としても利用してそう」に思えてくる。
 過去には戻れないんで今からしかない。世界経済は変化し続けるので、学び続ける覚悟が必要。
 …と偉そうに書いといて、私の口座収支はマイナスですけどね。

(3) 御恩の投資

(3-1) 恩株ではない

 「恩を売る」という言葉がありますが、『投資はお金だけじゃない。個人的には「恩」の売り買いの効果は大きい気がする。』と思ってネット辞書を調べたら、「恩株」という用語が存在するらしい。

 株式投資における「元本を回収済の株」のこと。たとえば株を2単元買い、株価が倍になったときに1単元だけ売ると、買ったときの元本は取り戻せたことになり、残る1単元分はまるごと儲けとなる。恩株が買値を下回ったとしても、まったく損はないことになる。

Weblio 辞書

 紛らわしいので、以下では「御恩」の用語を使います。

(3-2) 御恩の投資先は変わる

 自宅療養中に、最大のリターンが見込めた御恩の投資先は妻でした。例えば「ありがとう」を伝わる様に言い、「大変だね」と共感する御恩投資。
 入院中はナースに御恩投資してたよ。状況によって変わる。
 状況で変わることを共感してくれはったJさんがいて嬉しかった。

(3-3) それが大事

 療養中に『「御恩を売りつけたい」と思われる人はお得』と思うようになった。個人的には、『受けた御恩は倍返し、売った御恩は見返り求めず』の姿勢が自分に合っていると思える。
 この姿勢だといろんな御恩が集まる感じで結果的に自分が得する気がする。
 人生、結局自分が一番大事なのよ。「安くても生きてる方がすばらしい」と昔聞いた記憶ある。
 そりゃあ、あんな変装してでも出国しようとするよね、あっ…これは、カルロス・御恩かも。彼は「それが大事」だったのか。

(ヘッダー画像は、また行きたい済州島から見た夕日@韓国, 2009年11月4日撮影)

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