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業界の「当たり前」は世の中の「非常識」。「当たり前」の「見える化」!

酒蔵は伝統産業です。いきなり技術革新があることはほぼありません。
他業界であれば、パズルの形で言うとこの形に併せてきました。なんてことがあるかもしれません。何度も言いますが、酒蔵は伝統産業です。変化はあまりできません。
伝えられる事は自分が持っているピースの形をどれだけ伝えられるのかだと思っています。

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例えば四角いピースを「実は四角いの持っています。」ではなく「僕が持っているのは、四角いピースですよ。」っていう事が大事になってきています。
それが、「当たり前」の「見える化」だと考えます。そして、その方法の一つが、Vegan取得です。

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1、 Vegan(ヴィーガン)とは
 Veganとは、原材料に肉魚介類乳製品、はちみつなど、動物に由来するものを一切口にしない完全菜食主義者のことです。べジタリアンは鶏卵や牛乳など口にすることができますが、VEGANはできません。ベジタリアンよりも規定が厳しいものです。
 近年、欧米・北米を中心に市場の拡張が目覚ましく、The Vegan Societyによると、イギリスでは2018年のVegan人口はイギリス総人口の1.16%にあたる約60万人にのぼります。アメリカでは2014年から2017年にVegan人口は600%増加し、約1960万人いると言われております。
そのような状況であることから、世界約20ヶ国に輸出している龍力㈱本田商店では、食への安心安全を担保するVegan取得は世界に向けての大きなアピールになると考えています。
( The Vegan SocietyのVeganを取得致しました。)


2, The Vegan SocietyのVegan
世界各国にVeganの団体は数多くありますが、龍力では、The Vegan SocietyのVeganを取得しました。The Vegan Societyは、Veganという言葉を最初に使用し、世界で一番歴史のある団体です。
使用しているVegan Logoの商標登録国数が一番多い点など、信用度が高く、日本酒を世界でアピールする際にスムーズに進めやすいと考えました。


3, Vegan取得の意味
 日本酒は、米からできております。動物性の素材は一切ありません。これは、日本人であれば当たり前の事かもしれません。しかしながら、世界の多くの方々や日本に来られる外国人の方々に楽しんでいただくという事になれば、米からできているという事は、わからない事です。「当たり前」を「見える化」することで、「日本酒は植物性由来だ!」という事を伝え、安心して飲んでいただける日本のお酒になればと考えております。

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安心安全を保証し、世界の多くの方々や日本に来られる外国人の方々の手にとってもらえる機会が増加すると考えています。
日本酒でのVegan取得ですが、近畿地方では、龍力が初めての登録です。
Veganを取得した酒蔵はまだわずかですが、情報を発信、提供することで日本酒の可能性を提示していきます。

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