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マンズワイン訪問記

みなさんこんにちは。植野 竜生(うえの たつき)です。ワインへのハードルを下げるべく、簡単にワイン記事を書いてます。なのに何故最初が気候というややこしいテーマなのかというと、ひとえにこの記事に繋げるためですね。(笑)

こないだマンズワインさんに遊びに行ってきました。親はキッコーマンさんということでサイズ感は巨大です。マンズワインさんのテロワールへの向き合い方には元々興味を持っていて。あ、「テロワールとは」って記事書いてないですね。そのうち書いてリンク張っときます。ここらへんに↓↓


前フリ長くなりましたがマンズワインさん訪問レポートです!


基本情報
マンズワインさんは大企業らしく低価格帯から高級ワインまでラインナップが充実していらっしゃいます。が、なんと言ってもマンズワインさんといえば「SOLARIS」シリーズでしょう!マンズワインさんは山梨の勝沼と、長野の小諸にワイナリーがあります。勝沼では日本固有の甲州とMBA、小諸ではヨーロッパ原産ヴィニフェラ系品種をつくっています。
もう一回いいますが大企業なので、お金感がすごいです。中小規模のワイナリーにいる身としてはおぉ…!と感動せざるを得ない部分も多いです。

勝沼のワインショップにお邪魔しました
店に入るとすぐに「お車でお越しですか?」ーーさすがです。徹底してますね。運転手は黄色いカードをかけられます。見学も15分程度ということでお願いすることに。入社したての若い女性でした。(お気の毒に、、わたしの案内をしなきゃいけないなんて、、)初心者の方は楽しめると思います。別途詳しい案内もして頂けるみたいですよ。予約とかがいるのかな?

店頭では、SOLARIS以外のワインは無料で試飲できます。SOLARISは基本3杯500円です。なんと良心的な。ちなみにボトル9000円のSOLARISは1杯500円になります。それ以上の値段は飲ませてくれないです。当たり前ですね。うーん惜しい。私13杯飲みました。さすがに味覚鈍ったので全部は飲めませんでした。悲しいですね〜もう一回行こうかな。

SOLARISについて
マンズワインさんと言えば、SOLARIS!(私の勝手なイメージです。)「太陽」を意味するラテン語だそうです。記事トップの画像にそれっぽいのを選んでみました。名前がもうオシャレ。
ーーどれも安定して美味しかったです。個人的にはリースリングが気に入りました。中でもクリオエクストラクションという極めて手間のかかる醸造法を採用してつくる極甘口のワイン。美味しかったですねー。まぁ私が甘口好きなのもありますけど。
そして何よりSOLARISといえば、ブドウに雨よけをするので有名です。マンズレインカットというやつですね。

マンズレインカットとは?
 
マンズレインカットとは、ブドウの樹体全体にナイロンをかけ、雨を遮ってしまおうというシンプルかつ大胆な栽培技術です。てかこれ書きたいがための記事なのに前フリ長すぎますね。悪い癖です。百聞は一見に如かずということで、片山鉄建株式会社様の図を拝借。

http://www.e-katayama.com/mannsraincut.htmlより引用。
日照確保、風通し良好、遮雨という無双状態。しかも従来の垣根よりフルーツゾーンを高く設定することで省力化と湿気避けも実現。なんて素晴らしい。垣根収穫した翌日めっちゃ腰痛いですからね。フルーツゾーン高いのは素晴らしいですよ。雨が降ると根がたくさん水分吸っちゃう問題だけは避けられないそうです。そりゃそうだ。

でもこれ、いいの?
   褒めちぎりました。でもちょっと待って?ワイン用ブドウって傘かけしていいんだっけ?フランスだと傘かけしちゃいけないんじゃなかったっけ?って思った人いません?私は思いました。

と、いうのもですね、特にフランスにおいてのワイン造りは「テロワールの表現」に重きを置いてる気がします。(やっぱり先にテロワールについての記事書けばよかったー)
そりゃみんな「美味しいワイン」つくりたいですよ。でも美味しいワインって何よ?誰の好み基準??てことで、うちの畑の、こういう気候を、こういう土壌を、こういう特徴を、ワインに表現する。(これまた詳しく書くんで許してください汗)
例え雨が非常に多く、厳しい年になったとしても、その厳しさを、ワインに表現する。今年雨多くてしんどかったねー収穫早めちゃったねーとかそういうのも表現しよう、て考え方ですよ。(合ってる?笑)

マンズワインさんの、雨をカットして、毎年良質なブドウを安定的に確保しよう、って考え方は「テロワールの表現」から少し離れている気がするんですよね。
そういう意味でマンズワインさんのテロワールとの向き合い方に興味があったんですけど。

個人的見解を述べさせて頂きます。
   結論からいきましょう。私は「アリ」だと思います。だって元々日本て気候的に良くないし。雨降るからって早摘みしたら品質は確実に下がります。もしくはタイミング逃して病気蔓延したから収穫量が例年の1/5になった、なんて去年の某ワイナリーの畑みたいなことが起こったら最悪です。
それならばいっそ、徹底的に手を入れ、日本人らしいマメさを発揮して、最高品質のワインをつくって頂きたい。私はそう思います。

以上でした。マンズワインさんのこだわりとワインの素晴らしさの一端でもお伝えできれば幸いです。ま、ワインて結局飲まなきゃ理解できないので、ぜひ飲んでみてくださいね。美味しいですから。

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