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23区暮らしでも車があると生活が潤う


つい2週間前まで世田谷区の駅近に住み都会的な生活を送っていた。都会の利便性を享受しつつ、車を持つことの利便性も強く感じたので都会で車を所有することについて書いてみる。
(「世田谷区は本当に都会なのか?都心5区だけでは?」みたいな議論は置いておく。地方出身者としては東京23区はほぼ全て都会である。)

余談だが夜間に手持ちで車の流し撮りは難しい

都会生活に車は不要と思っていた

大学卒業後に一人暮らしを始めてからずっと関西や関東の都会に住んでいた。駅まで徒歩数分で、その最寄駅からは15分くらいで梅田駅や新宿駅渋谷駅のような大きなターミナル駅へ行ける。

買い物やご飯には全く困らず、車の必要性を全く感じていなかった。同期が車を買ったと聞いて「なんとコストの掛かる趣味を持ってるんや。」と思ったくらいである。当時の自分にとって車は嗜好品であった。

車を所有したきっかけ

車を持つことを考えたのは、妻が妊娠して数ヶ月経過したタイミングである。都会で電車に乗っていると幼い子を連れたお父さんお母さんをよく見かけ、とても大変そうであった。混み合う車内にベビーカーを乗せ、乗り換え時もエレベーターや階段で上り下りを繰り返す。

子が産まれた後の生活を想像した時、こんな想いが日毎に強くなった。
「できるだけ子連れで電車に乗ることは避けたい。」
「子がいても快適に移動したい。」

妻に考えを伝えたところ共感してもらえたので、家庭として車を持つことに決めた。

車はいいぞ

車を持つと決めたのが2022年9月で、出産時期を考慮すると2023年2月末までに絶対納車が必要だった。紆余曲折あったものの、予定通り2023年2月末にミニバンを手に入れることができた。

納車後すぐ、妻の産院通いに車は役立った。出産が近づくと妊婦さんは検査のため毎週通院する必要がある。しかし、いかんせんお腹が大きくなり公共交通機関での移動は大変である。そこでよく自分が車を運転して妻の検査に付き添った。里帰り出産のため妻が帰省する時にも送迎できたし、何なら産気づいた時に車で産院まで送ることもできた。破水して動くのも大変な状態だったので、タクシーを呼ぶ必要がないのはとても良かった。

子が産まれてからも、電車に乗るのは少し憚られる生後1.5ヶ月の時に少し遠出をして江ノ島へ海を見に行けたし、4ヶ月頃には東京から愛知の友人親戚の家へ遊びに行くこともできた。もちろん、電車でも遠出はできるが、自分の車というプライベート空間を確保した上での移動は心理的にとても楽である。サービスエリアで快適に子のおむつ替えをしたり、大人が食事をしたりのんびりと移動できる。

車内で授乳やおむつ替えもできる

デメリット

車を所有することにはもちろんデメリットがある。そのほとんどは金銭面だろう。近年の物価高で新車は安くても300万円程度だし、23区となると駐車場も高い。(世田谷区の駐車場は2.3万円/月だったがそれでも安い方)
金銭面以外では維持する手間もデメリットである。給油は月1,2回発生し、洗車も月1回くらい必要である。命に関わる機械なので点検や部品交換も年1,2回ある。

まとめ

上記のデメリットを考慮しても、「車を買って良かった。」というのが本心である。コスト計算するとデメリットの方がはるかに大きく車を持たない方が賢いように思う。「いや、車持たんとカーシェアでいいやん。」と。
確かにそうなのだが、一度所有するとメリットを実感し手放せなくなる。いつでも乗れる、どこでも行ける、好きなように扱って良いというメリットはかなり大きく、子連れ移動の心理的ハードルを下げてくれる。
都会に住んでいて車を持つか迷う方がいれば、ぜひ思い切って買ってみて欲しい。大袈裟かもしれないが、高校を卒業して大学に入学した時のような、自由を手に入れた感覚を味わうことができる。

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