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モヤッとした話

ドラマのエキストラの話、書き始めたら止まらなくなってしまった 汗。
実はもう一つのドラマの現場では、他事務所のエキストラさんと仲良くなったり、現場の「いろは」的なお話も聞いたりして、書きたいこともないことはないのですが、ほんまに止まらいので、今回は別のお話を書きたいと思います。


やっぱりモデルの仕事をしたい

ドラマの仕事や一度きりの事務所での演技の仕事で役者のマネごとをすると、「役者の世界も面白いなぁ」と思ったりしたんですが、身長が大きいとテレビの画角的に微妙らしく、場面が削られることも多々あって。
もう一度何のために事務所に入ったんやろ?と自問自答。
そして、「やっぱりモデルの仕事をしたい!ランウェイを歩きたい!」
そう、そのために事務所に入ったのではなかったか。

ということで、マネージャーにそのことを告げました。
「分かりました。」とのお返事をいただき、ホッとしました。

納得できないレッスンのお誘い

ホッとした、というのは、ドラマの案件が事務所から回ってこなくなったので、断る必要がなくなったからです。事務所所属当初にエキストラのお仕事の案内が来た時、正直に「興味がありません」と返答したら「モデルだけの仕事はなかなか来ないよ」と事務所側から言われたので、断る毎に「予定が詰まってます」「仕事です」という軽い嘘をついてました。根が正直(笑)なので、その度にストレスを感じていました。

演技のレッスン

あとは、演技のレッスンに誘われる。
結構しつこかったんですよね 笑
演技には興味はない、と突っぱねても「役に立つから」と。
あまりにも誘われるので、一度だけ参加しました。
正直楽しかったです 笑
役になりきる、なんて日常ではなかなかない経験ですから。
ただ、この記事の最初に戻りますが、
僕はモデルの仕事にこだわりたい。
それ以降、レッスンに行くことはありませんでした。

ウォーキングレッスン

初めてウォーキングレッスンに参加した時はかなり緊張しました。
まずウォーミングアップから始まるのですが、先生や先輩などからの指導もなく、見様見真似で始める。その後、何度も歩くのですが、モデルとして活躍されている先生(所属モデルさん)に「歩き方とかどうすればいいですか?」と質問すると「自分はモデル!と思って歩いてください」とだけ。

「え?えぇ??」

あー、見て盗むパターンなんですね!
モデルのウォーキングとは職人技なんですね!!
と速攻理解(謎)。
先を歩いておられる男女の先輩方達を見ながら参考に歩きます。
進行方向には見たこともない鏡張りの壁。
自分の歩く姿を直視するなど恥ずかしさの極みでしかなく、ボヤーっと眺める、秘技「霞目」を使いなんとかその日は乗り越える。

と、気づきます。
「ん?みんなそこまでうまくないのかな?」
ド失礼極まりないそんな印象を受けました。

先生のウォーキングは確かに美しくて勉強になるのですが、、、。
今日だけかも、と思ったのですが、だいたい毎回同じメンツが揃う感じですし、それぞれの方々は事務所が経営するモデルスクールの生徒さんだったりするんですが、うまくなっているような気があまりしない(ド失礼 2回目)
なんとなくですが、「このままこのレッスンを続けてもどうなんだろう」とモヤモヤし始めました。

モデル・スチールの仕事について

僕が「今回を最後にしよう」と思って参加したウォーキングレッスンにて。
現役モデルの先生(女性)に「実際モデルのお仕事ってどれくらいあるんですか?(ド失礼 3回目)」と正直に疑問をぶつけてみました。

当たり前の話

「私はいくつか毎年お仕事いただくクライアントが決まってるんですけど、そもそもコロナ関係でだいぶ仕事の数は減りましたね〜。特に関西は東京と比べても少ないですし」

「やっぱり東京って多いんですね〜。ちなみに関西の事務所に東京のお仕事って依頼が来たりするんですか?」

「ん〜、ないことはないと思うんですけど、東京にもたくさん事務所ありますから、まずこちらに仕事が回ってくることは少ないと思います。なので、関西の事務所には関西のお仕事が集中しますよね〜」

当たり前の話です。
この方は、正直に当たり前の話を僕にしてくれたんです。
でも、僕は凄くショックを受けてしまって、、、。
「ファッションモデルになってランウェイを歩く!!」
という夢がすごく遠ざかった気がしたんです。

一瞬目が覚める

瞬間的に俯瞰して物事が見えた気がしました。
事務所のヒエラルキーのトップのモデルさんでもモデルだけでは食べていけない。ということは底辺の僕には貴重な関西の仕事は降りてこない。この一緒にレッスンを受けている人達はどんな気持ちでレッスンしてるんだろう。事務所はスクール運営を売上のメインにしているんじゃないのか。

みたいな思いが頭の中を逡巡しまして、当時の事務所に対して「蛙化」してしまったんです。そこから事務所にモヤって思うことが増えてしまいました。

今回は少し嫌なお話になってしまいました。
あくまでも僕個人の体験と考えなので、正解・不正解とか、良い悪いという判断はお読みになられたみなさんでご判断いただけたらとも思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!


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