見出し画像

【高専体験記 その1】 中学生の自分が高専を選んだ理由を振り返ってみた

これから高専体験記を書こうと思います。
今回は、高専を選んだ理由を単純に振り返ってみようという記事です。

ツラツラ書いていきます。
高専入学を悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

高専に入る理由は特になかった

私は2009年に福島高専の現化学・バイオ工学科に入学しました。

化学・バイオ工学に入学した主な理由を振り返ってみました。

特になし!

いきなり話の骨を折ってすみません…。

理由が本当になくてですね、強いて言うのであれば、当時ボクシングをやっていた先輩が高専の機械科に入学したことが理由の一つかもしれないです。

今振り返ると、先輩から高専生活の具体的な話を聞いて、学生生活が頭の中ですごくイメージが出来たのが大きかったですね。

白衣がカッコ良いと思った、理科が得意だった…etc.
化学科を選んだ理由も今振り返ると全て後付けでした。

そもそも中学3年生の時点で、将来何になりたいとか、何をやっていたいかを少しは考えてみましたが、明確な答えは出なかったです。

どんな道に進むのであれ、行き着く先は決まっている

中学校3年生の僕は、以下の4つについては漠然と考えていました。

①どうせ10年後には会社に勤めるなりして、自分で稼いでいくことになる
②学歴の良し悪しはあるかもしれないが、結局、コミュニケーションが全て
③社会で生きていくうえで必要なことは、人の良さと仕事ぶり
④やりたいことなんて常に変わるんだから、高校どこ受ける?なんて考える時間はどうでも良い

じいちゃんに感謝!

つまり、何をやるか、何になるかを決めてから進路を選択するということはセンスないなと思っていたんです。

だって、ゴールは自分で稼いで生活することだし、何をやりたいか、何になりたいのかが明確ならば、中学校の進路なんて迷わずに夢に向かって突き進んでいるはずなので。

良く言えば、将来の行き着く先をイメージして選択している。
悪く言えば、何も考えていない、どこ行っても良いという状態。

だったんですね。

高専への入学は、勉強を通して自分が成長していく楽しさを感じた先に待っていたことだった


高専に入学した理由を色々振り返ってみましたが、結論、勉強が楽しかったからかもしれません。

勉強が好きというよりは、勉強を通じて自分が成長していることを日々実感することが好きだったという感じです。

中学校2年生の途中までは、テストの成績は下から数えた方が早いくらいでしたが、自分が成長するという面白さを感じた瞬間から、勉強が徐々に好きになり成績が上がっていったという感じですね。

自分が成長する面白さを感じた瞬間とは、ある日の夜21:00から始まるテレビドラマを観始めたときのことです。

リビングでくつろぎながら、頭の中でこんなことを考えていました。

①今から1時間ドラマを観ると、22:00頃にはドラマのエンディングを観ているだろうな

②今から1時間だけ自分の部屋で連立方程式の勉強をしても、22:00頃にはリビングに戻ってきてドラマのエンディングを観るだろうな

ここで一つ面白さに気づいてしまったのです。

1時間前まで連立方程式を知らなかった自分が、1時間だけ勉強すると、今から1時間後には連立方程式を知っている自分になる。

つまり、1時間前に知らなかったこと、1時間前にできなかったことが、1時間後にできるようになっている自分がいる。

何を言っているか伝わり辛いと思いますが、
自分の中でこの考えが本当に不思議だったんですよね。

仮に1時間前の自分に会えたとして、この連立方程式の問題解ける?って聞いても解けない。

でも、勉強すれば1時間後の自分は答えを知っている。

この不思議な感覚を知ってから、勉強をすること、万象を知ること、体験をすることが楽しくなりました。

なんでこんなこと考えていたんだろうと今でも思います。

結論、入学する理由は人それぞれで良くて、自分で選んだ道を正解にするしかない

色々書きましたが、結論、入学する理由は人それぞれで良いと思います。

ただ、思うことは自分が行き着く先から来る選択をして、それを自分で正解にしていくことが大事ということ。

自分は理由がなかったとは言え、ボクシングの先輩の影響で高専を一つの選択肢として選び、入学し、色々なことを学び、卒業から8年経過した今でも、高専に入学して良かったと思っています。

自分の道は自分で決めて、自分で価値を付けていく。

中学生の皆さん。今が全てではありません。
とことん考えて決めた道を進みましょう。
応援しています。

以上です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?