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無料の保険相談窓口は役に立つのか

最近ショッピングセンターなどで見かける保険の相談窓口。無料で生命保険や医療保険、個人年金などの相談に応じてくれたり、ライフプランを作ってくれたりするというものです。

相談料無料で、どうやってスタッフの人件費や家賃を賄って、利益を上げているかというと、保険会社から支払われる販売代理店手数料で運営されています。(このことは「ほけんの窓口」や「保険見直し本舗」などのウェブサイトにも書かれています)


保険の相談窓口のビジネスモデル

なるほど。だから無料で良いのか。よかった、よかった……とはならない。

図から明らかなように、結局代理店に支払われる手数料は保険料に含まれていると考えるの自然です。実質的に加入者が手数料を負担することになります。さらに代理店にとっては、保険料にかかわらず販売手数料が大きい商品を紹介するインセンティブが生まれます。


代理店への紹介手数料が大きい物が優先的に紹介される(かも)

例えば、加入者にとっては保険会社Bのほうがお得だったとしても、販売手数料の高い保険会社Aが紹介されることになりかねません。

この単純な事実から、加入者にとって最も保険料が抑えられる保険は、相談窓口から紹介されることはないと言えます。また、無料で相談に応じるFPも同じ構図になるので、基本的には注意した方がいいでしょう。

ちなみに若かりし日の私は某保険相談窓口で色々契約して、何年かたってほとんど解約という結果になりました。

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