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ラインアウトDFのシステムの種類と違い

ラインアウトのDFにおいては、相手のATに30%プレッシャーをかけられれば試合結果を左右するくらいのインパクトが与えられます。

30%と言うとかなり大きな数字に見えますが、10本あったら3本にプレッシャーをかけるorターンオーバーできればOKという事です。

なんかできそうな気がしませんか?


今回は、ラインアウトDFの基本となるシステムについて導入編という事で整理しました。

1.DFシステムの種類

DFのシステムはかなり大きく分けると、

①ミラーリング = 鏡のように相手と同じように動く
②決められたポッドを上げる 


の2つになります。

ただ、完全なミラーリングは効率的ではないですし、決められたポッドで跳ぶにしろ、誰もいない所でただ上がっても意味はなく、ある程度相手の動きを見ながら移動するので、2つの組み合わせの比率を変えていくイメージです。

どのように選ぶかは、所属選手のスキルのばらつきと、練習にかけられる時間を考慮して効率的な方を選ぶ事が重要だと考えます。

2.じゃあ何が違うのか?

上を読むと「じゃあ一緒じゃん!」と思われる方もいるでしょうが、決定的な違いは、役割を絞る事です。

完全なミラーリングの場合、一番前&後ろのリフター以外の選手は、対面の選手がジャンプすればジャンパーになるし、リフターになれば自身もリフターになります。

図1のオレンジ丸J4の選手の場合、役割は下記3種となります。
①対面のJ4がジャンプした場合 ⇒ ジャンパー
②J3がジャンプした場合 ⇒ バックリフター
③J5がジャンプした場合 ⇒ フロントリフター

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決められたポッドを上げる場合は、上記3つの役割を絞る事 = 少なくする事が可能です。
図1においてJ4だった選手の役割を図2ではリフターのみに絞っています。
この場合、L2の選手の役割は下記2種へ減少します。
①J3がジャンプした場合 ⇒ バックリフター
②J4がジャンプした場合 ⇒ フロントリフター

更に役割を調節して、フロントリフターのみに絞る事もできます。

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3.まとめ

もちろん相手との兼ね合いはありますが、このバランスをどうするか?人数やエリアによって変えるのか?

この辺を考えてみると楽しめると思います。

次回以降、それぞれのメリット・デメリットを書いていきます。


以上

ありがとうございました。

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