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子どもへラグビー指導をする時に意識している事

先日、SNSに投稿しましたが11月3日(火)から中学生を対象とした2020年度のスピアーズアカデミーが始まりました。

以前よりスピアーズU15として活動をしていましたが、7期目の今期から今後の展開を睨んで「アカデミー」に改称しました。

コーチとして関わるようになって4年目になりますが、今年はコロナ対策で昨年までと実施方法が変わり練習時間が短縮したのに加え、開始時期も半年遅れとなり実施回数も減少したので、一回の練習を大切に取り組んでいきたいと思います。

さて、今回「子どもたちにラグビーを指導する時、心がけている事はありますか?」という質問を頂きましたので、それについて書きたいと思います。


◆指導環境について

私が子どもに対してラグビー指導をする環境は、週一回のスピアーズアカデミーでのスキルトレーニング(1セッション10~15分)、不定期で小学校でのタグラグビー教室となります。

小学校でのタグラグビーは、ほぼラグビーを知らない子どもに体験してもらうという形なので、今回は、アカデミーでの指導をイメージして書きたいと思います。

◆意識している事①「楽しさ」

私が意識している事のひとつめは、同じ目的の練習なら選手ができるだけ「楽しさ」を感じてもらえるメニューにしたいという事です。

「楽しさ」には個人差があるので、以下私の主観です。

私はラグビーにおいて、ただ自分が上手くなるために黙々とスキル練習や筋力トレーニングを行う事よりも、仲間とコミュニケーションを取って協力して工夫したり、競争したりする方に楽しさを感じる事が多いので、指導をする際もこのような「楽しさ」を意識しています。

◆意識している事② 「チャレンジ」

アカデミーでは、現在チームとして試合を行う訳ではなく、選手達もそれぞれ普段は違うラグビースクールでプレーをしているので、システムにはほとんど触れず、個人スキルの向上にフォーカスした練習が多くなります。

スピアーズの選手が実際にやっている練習メニューも行い、トップリーガーが意識している事を知ってもらい、多少難しいと感じる事でも中学生がチャレンジしてくれる事を期待しています。

◆意識している事③「考える」

ラグビーをやっている中学生がトップリーガーに指導を受けるという構図だと、「こう言われたからとりあえずそのままやる」という事が多くなってしまいがちです。

その為、最初にメニューを説明する際に、少しの時間ですが「何の為にこの練習をするのか?」という事を考えてもらい選手に答えてもらいます。

一応、こちらの狙いはあるので、その場では正解or不正解のような形にはなってしまう場合もあるのですが、「考える」という事が成長に繋がるのではないかと思っています。

◆意識している事④「フォーカスポイントを理解する」

上記のように、楽しく、スピアーズの選手がやっているメニューも行う中で、「何でそれをやっているのか?」「何でそれが重要なのか?」という部分は、繰返し伝えて理解して帰ってもらえるように努めています。

芸人さんが「名前だけでも覚えて帰ってください」と言うのを見かけた事がありますが、正にそのような感じで「キーポイントだけでも覚えて帰ってね」というイメージです。

その為、最初にキーポイントを伝えたら、途中で一回、最後にもう一回は選手に「これは何の為にやってるんだっけ?」のような確認をするようにしています。

もちろんそのスキル・判断が、全てのシチュエーションで正解という訳ではないですが、「AをやりたいからBを使う」⇒「CをやりたいならBじゃなく違うDなのかEなのかを使う」という事がわかってくると、普段の練習でも考えるヒントになるんじゃないのかな?と思っています。

◆まとめ

以上4点が、私がラグビー指導をする際に心がけている事です。

現状の短時間での選手との関わりの中では「色々言いすぎない事」も気を付けています。

心がけている事を考えると意外と結構あるなという事に気付きました。
ご質問どうもありがとうございました。

以上
ありがとうございました


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