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問いの性質で答えが変わる

最近はいろいろな方とお話しする
機会をつくることを意識しています。
そこで「PX」という言葉を知りました。

Patient Experience
患者価値体験

UX(User Experience)という考え方は
大学院でも学習しましたし、
学習支援をする上でも大切な要素です。

インストラクショナルデザインでいう
ARCSモデルの考え方と関連性は
高いように感じています。

どんなに素晴らしい教材でも
使いにくかったり、
今ひとつやる気が起きないと
学習の動機づけがされません。

つまり、学習者の体験を
考慮した設計が大切ということです。

医療サービスも同じことが言えます。
患者に対する評価といえば
「患者満足度調査」というイメージでした。
これは、どちらかというと「結果」に
フォーカスした調査です。
例えばこんな質問です。

看護師の対応はどうでしたか?

一方、PXだとこんな感じです。

看護師がナースコースコールを押してどれくらいで来ましたか?

満足度の問いだと、どうしても
看護師に対するざっくりした印象で決まってしまうように思います。

一方、PXは具体的であり、
入院中の療養プロセスに対して、
看護の介入状況がより具体的に見えます。

問いの性質で答えが変わる

ファシリテーターやコーチングの領域では
こんな言葉があるそうです。

問いによって、医療・看護の見え方も
変化する。

そんなことを思いました。

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