「自分はできている」という思い込みに、とらわれない
アダム・グラント(著)
個人的にアダム・グラント先生の書籍は好きで、新刊が発売される度に購入している。
過去には「GIVE & TAKE」「ORIGINALS」も読んできた。
アダム・グラント先生の書籍は、基本的には当たり前なことが書いてある。
「目新しさ」を期待している方にとっては、満足いかないと感じる人ももしかしたらいるかもしれない。
ただ、当たり前なことであるほど、実践することが難しいと感じている。
この先生は、当たり前なことがなぜ重要であるのか、豊富なデータと事例を示しながら、読者に問いかけてくれる。
今回は「THINK AGAIN」ということで、最近流行りのキーワードである「リスキリング」や「アンラーニング」に関連した内容だった。
なぜ、これらがキーワードになっているのかといえば、それだけ社会が変化してきたためだろう。
最近だと、特にAI関連の進歩が凄まじい。
果たして、自分はアンラーニングできているだろうか。
「私は偏見にとらわれてはいない」バイアスにかかっていないだろうか。
自分を客観的に見つめることができる人間ほど、そのようなバイアスに陥りやすいと述べたれている。
世間では「自信を持つ」ことは良いとされているし、私も同感である。
しかし、自信は時に自分を冷静に観ることを妨げてしまうこともある。
前に進みつつも、一定の「謙虚さ」は忘れないでいたい。
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