北野唯我さんオンラインセミナーメモ
ということで、グロービス開催のオンラインセミナー「これからの生き方。」のメモです。
私はただの読者であり消費者であり、北野唯我さんとは忖度しようもない関係性です。
・転職の思考法
この本との出会いで、迷いに迷っていた30代サラリーマンの道標ができ、その後の学びの継続や転職活動→転職に進むことができた。
ビジネス書は、大概の哲学書や名言集に乗っている言葉の言い回しを変えているだけではあるのだが、誰がどんな背景をもってどんな言葉を選択し、何を伝えるのかで、受け取り方が全く変わるから不思議なものだ。
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勝手な解釈だが、北野唯我さんには「人に幸せになってもらいたい」という根底の願いがあって、特にビジネスパーソンにおいては賢く器用に生きられない人の救いになるような投げかけが非常に多い。
何か、どうしようもない外的要因によって負けさせられてしまうのを許せない、そういう怒りがあるのを著書の中から読み取れる。
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周りの人をどれだけ幸せにできるか。
自分に必要以上に気を遣う編集者に対して気持ち悪いとすら感じた。なぜそんなに気を遣うのかと問いただしたら、「北野さんのファンなので過剰に気を遣ってしまったかもしれません、申し訳ございません・・」という回答を受け、己の未熟さを痛感したというエピソードは自分にも刺さった。
幸せにしてあげられるはずの人に、こんな思いをさせてしまったことは大いに反省したという。
このエピソードに関して、今の自分は他者から消費されることに納得がいっていないという部分で関心を深めた。
低レベル極まりない慢心をあえてさらけ出すならば、近頃、できる人が時間を使って学んできた知恵を使って楽なやり方を提供し、できないどころかやらない人は時間も使わず楽な方法だけを享受するのが許せないと思うようになった。
自分はそういう人のためにがんばっているのか、そういう人に消費される人生なのかと考えることが増えて、自分自身の人生を憂い、そういう人に対して薄暗い感情を持つようにもなった。
しかし。
北野さんのエピソードをふまえて考え直すと、消費されることに対して「それがどうした、どうぞどうぞ」となぜ思えないのか。
自分の人生はまだ続くし、学びはここで終わりではないのだから、今まで学んできたことぐらい好きに消費させて、幸せな気分になってもらえばいいのではないだろうか?
また、北野さんは努力ではなく工夫できることが「優秀」の定義とも言っていたが、それに沿って考えるならば、自分自身の過去の努力に過剰なプライドをもってしまい、ろくに工夫もできないくせに他者を呪うような感情を持つなんて愚の骨頂としか言いようがない。
自分の学びを人に消費されて損をするとか、そんな小さなところにこだわるような生き方をしてはいけない。
今一度、自分の価値観を見つめなおし、目標を定めて、そのプロセスで学ぶべきことを学ぶ。
そこで出会う人と深く関わり、自分が積み上げてきた学びから提供できるものはどんどん提供し、その代わりに学べるものをどんどん学ぶ。
そういう生き方のほうが自分も幸せになれそうではないか。
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また、「なぜそんなに貪欲なのか」と言われることが多いという。
目標に向かうプロセスで、学びを積み上げていくことが大事であるのと同時に、余計なプライドを作らないことも大事。
目標を実現することや、そのために学ぶことの方が大事だから、それらを邪魔するようなプライドが介入する余地はないのだろう。
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人生の年齢的にはまだまだ若いが、ご自身なりの死生観や生きる目的を認識しているのが、北野さんが強く明るく生きている秘訣だと思う。
これも勝手な解釈だが、北野さんは賢いだけでなく、とにかく生き方を助けることへの執着が異常なまでに優しく根深い。
傲慢さも狡猾さも感じない人間味が、まるでお坊さんのようにも感じた。
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ともあれ、転職の思考法にかぎらず北野唯我さんの著書は生き方や働き方を見つめなおしたい20代後半~40代の皆さんにとって非常に参考になると思うので、ぜひ多くの読んでいただきたい。
念のため再度、忖度は一切なく。(一度だけツイッターでリプライをいただいたような気はします)
※文面は私の解釈によるもので、エピソードの内容には誤りがある場合もございますが、ご容赦ください。
2020年11月16日(月)
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