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Canon (Serenar) 135mm F3.5 L39マウント

ライカ用の望遠としてコシナVoigtlander APO-SKOPAR 90mm F2.8を持っていて、大変切れ味の良い画を生み出してくれる名レンズだったのですが、いかんせんほとんど出番がない。

ので、今年に入ってから手放したのですが、ちょっとライカにもS9にも使える望遠レンズほしいな、と思ってたところでこちらのレンズが見つかったので1万円ほどで入手
外観はかなりやれています。フードは歪んでいます。レンズは前玉端部に傷がありますが、写りに関係ない場所です。
強い光に当てると内部にチリは見えますが、カビ、キズ、クモリは見当たりません。さすがマップカメラです。

さてこのレンズ、Canon 135mm F3.5で検索してもCanon Camera Museumに見当たりません。無銘の135mm F3.5は黒鏡胴のモデルのみ。
どうやら1952年発売のSerenar 135mm F3.5の輸出用モデルのようです。

ゾナータイプの3群4枚。のレンズ構成。なんと絞り羽根は13枚の円形絞りです。

フォーカスブリージングなんてかわいいもんじゃない。無限遠から5ftの最短撮影距離まで2cmくらい伸びます。フードつけないでマウント端から95.5mm〜112.5mmまで、フードつけると無限遠で126mmなのでかなり迫力がありますが、鏡胴は細いのでなんだかアンバランスで可愛いです。
重さは可愛くありません。フード無しで575g、フード付けて642g。このレンズをフード無しで運用するのは不可能ですので実質一番短くて126mmで642gあるレンズなので、持ち歩くのにかなり覚悟がいるレンズ(ライカレンズとしては)になります。
ゾナータイプのレンズは初めてなので非常に楽しみです。レンズ空隙が少ないのでゴーストに強いと言われています。

例によって、M11のWBはオート、絞り開放あとはオートで撮影しています。
jpg撮って出しをリサイズしています。

ああ、たしかに。この位置でこの間7Artisansの35mmF1.4で撮ったらゴーストだらけになったけど、彼氏の背中の部分にしか出てませんね。

おう!

いや、普通に出ますわ。でも嫌いじゃない。

あっさりしてるけどコントラスト高め

これ撮って出しですから

こってりして無い分とてもいい雰囲気です。

圧縮効果

あーいいですね。
90mmのゾナーが1万円であったらそれもほしい。

ということで中望遠苦手意識を払拭してくれそうな予感がしなくもないレンズ。お安く手に入れました。

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