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大器晩成型だと信じて、自分の弱さに納得する。 

 久しぶりにnoteの編集画面と対峙している気がしますが、あっという間にと時は過ぎ去り、もうThe秋な季節になってきました。毎日朝から晩まで稼働していたエアコンは、いつの間にか冷房から送風へとその機能を変貌させ、外から聞こえる蝉の声はどこかへ消えてコオロギなのかスズムシなのか、何かしらの虫の鳴き声が毎晩耳に入ってきます。
 と、まるで痛い痛いエセポエマーかのような始まりからこの文章を書き始めていますが、こうやってnoteを書こうと思うということは自分の心情に何かしらの変化があったからではないかなと勝手に思っています。ということで、宮城県の大学に通う、徳島県在住のたくまです。プロフィールは1本目の記事をぜひ見ていただければ嬉しいです!

休学生活第1章を恐らく終えて。

 2022年もあっという間に10月突入です。個人的にこの月に入ると「もう年末だなぁ」感が半端無いです。というのも10月は私の誕生月で、このイベントがやってくると若者ながら歳をとった実感と共に今年が終わってしまうという焦燥感に駆られてしまいます。そういえば去年はゼミのみんなと楽天を観に行ってめちゃくちゃたくさん祝っていただいたなー。今年は一人居酒屋で酒でも呑もうかな。しっぽりと。

 今回特に何を題材に話すでもなく、ただ思うがままここまで文字を並べてきましたが、ありました。話すことってよりも、ただの事実ですが、休学という選択肢を選んで徳島での生活を始めてからちょうど5ヶ月が経過しました。つまり、徳島生活も折り返しということです。薄っぺらくも「早かったなー」と思っていましたが、意外とここまで長かったなとも感じるようにもなりました。どっちなんでしょう。日によってその感想は変わっていく気がします。
 私の個人的な区切りと同じくして、インターンさせていただいているチームも今シーズンの全日程を終了しました。惜しくも目指していた場所には辿り着かなかったものの、私も選手と一緒にシーズンを過ごさせていただけたことを誇りに思います。ということもあり、ちょうどここが休学の第1章終了の時期なのでしょう。

個人的には今年限りのホームスタジアム

自分の人生に自己採点はできますか?

 どうだったんでしょうか。まあこんなの自分にしか分からないんだから、どうもこうもないだろと言われるでしょうが。実際、本当にどうだったんだろう。別にこの休学期間に点数をつける気もありませんし、そんなこと無意味だとは思いますが、正直100点でもないし、さもすれば0点ということもありません。じゃあ50点かと言われれば「うーん」となってしまいますし。
 4月末からたくさんの経験をしました。試合運営、営業活動、SNS、動画編集、Illustrator、大人の方との交流、その他言葉では表現し難い仕事…etc
 どれもこれも去年までの普通に大学生活をエンジョイしていた私には新鮮で、刺激的なものばかりです。挫折する段階にすら到達していないのに、自分の能力の無さを憂う日がたくさん続きました。自分に甘えて仕事に熱が入らない時も多々あった気がします。

 でも、確かにこれらは休学していなければ味わうことのない経験ばかりでした。ま、そりゃそうですね。自分でこの道を選んだのですから。もちろんこの選択に後悔などなく、いい経験してるなあと思っています。それは、これからの就職活動にではなく、将来野球の仕事をしたいという夢に対してでもなく、自分自身の人生にとってこのような経験と日々を与えることができてよかったということに、嬉しさを覚えているということです。最初に休学を選んだきっかけは将来を見据えてもありましたが、今は今の自分にとってプラスなことしてるんだろうな、と思っています。

 そして、書いてて気づいたのですが、徳島に来てからたくさんの人と交流させていただきましたが、誰一人として自分の選択を馬鹿にしたり嘲笑ったりするような人と出会ってないというのも奇跡だなと思います。もちろん、裏で「あはは、そんなことしないで普通に就職したらいいじゃん」と言われていたかもしれませんが、多くの方から励ましてもらってたなと大きく感じました。
 色々なコミュニティにお邪魔することがありましたが、そこでも本当に温かく迎えていただきました。客観的に見たら、大学生、21歳、インターン生、宮城県出身という意味のわからぬ要素が羅列した人間なはずなのに、とても嬉しいです。そんな中踊らせていただいた阿波踊りは一生の思い出になりました(実はガッツリ徳島の伝統文化に入り浸らせていただいておりました)。 

めちゃくちゃ自慢できる経験

休学駅伝、いざ復路へ。

 さあ、休学第1章の振り返りをイベントごと項目ごとに細かく書いていたらおそらく指がお釈迦になってしまうので、浅くここら辺で終いにしましょう。ということで、第2章はどんなものになっていくのでしょうか。休学生活は第何章に分けられるのかは知りませんが、自分の中ではおそらく3部構成だと予想しています。
 第1章が休学開始からシーズン終わりの9月まで。第2章は10月から12月まで。最終章は1月から3月まで。そんなところですかね。先月までは全2章だと思っていましたが、年末に一旦仙台に帰って新年になったら気持ちが変わりそうなので、3章に伸びそうです。何を物語っぽくしてるんだという話ですが。

 ま、そんなことはどうでもよく、第2章はドラフト会議と営業がメインになってくるのではないかなと思います。言わずもがなドラフト会議は選手にとっても球団にとっても会社にとっても大きな山場となります。一人でも多くの選手がNPBに羽ばたいて、来年仙台でその姿を見れることは個人的にかなり大きな楽しみです。
 そして、今年度のお礼も含めた来シーズンへの営業回りもおそらくスタートしていくことでしょう。正直言って、第1章までの営業は恐怖しかなかったです。甘いことを言うようですが、大人と会話するって、社会で生きていくって、結構なハードゲーだと感じました。そんな壁を乗り越えて、これからの営業に対して自分がどのように立ち向かっていくかが楽しみです。と、なぜか第三者視点で自分を語っていますが。

 「大人」「社会」というワードで思い出しましたが、もう就活は本格化しなければいけないかもしれませんね。というか絶対にそうです。就活から逃げた身としては頭が痛くなる現実です。ちょうど去年のこの時期に自分の現状に不安になっていたと思うと、やっぱり時間が経過するのは早かったのでしょう。来週同じ大学の休学仲間と再会する予定なので、また彼らと一緒に現実を見ようと思います。とっても怖いですね。泣きそうです。

 話はとても変わって、先日アントニオ猪木さんが亡くなられたという報道がありました。ふとヤフーの検索バーにその名前を入れて色々見ていると、アントニオ猪木さんが言われた詩なのか言葉なのかが書かれた画像を見つけました(おそらく何かの場面で言ったそうですが)。なんだかこのゼミに入ってからこう言う系の言葉に興味をそそられるようになってしまった気がします。将来マルチ商法とかに手を出さないかと、自分を心配しています(そういえば自分がスーツを着た写真を見て「お前マルチやってんだろ!」と友人に言われた記憶がありますが)。そんなことはどうでもよく、自分もこれぐらいの気概を持ってまずは第2章を戦っていきたいと思います。

アントニオ猪木 道

いつまでも後悔している自分が愛しい、ってことなのか。

 んで、ここで終わりにするつもりだったけど、最近のストーリーを見てて悔しかった件をおひとつ(別に自分が振り返るようだからよし)。以前記事にした、去年まで活動した大学祭実行委員会のお話。

 丁度ここ数日の間に、今年度の大学祭が行われていました。去年はただひたすらにほとんど人がいない会場で、誰が見ているかもわからないカメラに向かって、縮小に縮小を重ねた規模感で行われた大学祭。おそらく誰よりも悔しかった気持ちを謎に持っていた私ではありますが、今年は学外者は来場できないものの無事対面で開催されていました。

 正直、めちゃくちゃ羨ましかったです。めちゃくちゃ嫉妬しました。大人気なく。もしも去年このような形でもいいから対面で開催されたらと想像すると妄想すると結構夜も眠れません。まじ。もしもが実現されていたら、どういうふうにやりがいを感じられたかな、もっと笑って満足気に、ちょっと自慢気にいられたんじゃないかなと。

 それでも、ああいう形だったからこそあった出会いや学びがあったと思えばぎりぎり耐えられます。何より、めちゃくちゃ上からなことを言うようですが、対面での大学祭を経験したことない後輩たちが完全な形でなくとも、大学祭の伝統を継いでいったことの方が「去年まで頑張ってよかったな」と思わせてくれる大きな要因です。そういえば、去年の大学祭で委員長を務めたO河内君が「まじで大学祭のモチベない」「もう引き継ぎとかしないで、後輩たちで新しく大学祭っぽいもの作っていけばいいんじゃね」とか言っていたのを、サウナで整いながら結構必死に説得してよかったなと思い出しました。多分こればかりは正解に近い行動だったと自信を持てます。だってO河内君のストーリーに、軽音サークルで演奏している様子とか色々大学祭を巡っている動画上がってたんだもん。

 ということで、コロナに色々潰されたのは自分だけじゃないですもんね。今の高校生なんてたくさんの青春が変わり果ててしまいましたからね。そんな生活を送ってきて来春に卒業する弟君、受験頑張ってね。

 「青春って密」と言った須江監督のスピーチを現地で聞くことができてよかったです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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