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詩集

51
いろいろ詩を書いてきたのでそれを集めてみました。
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2024年1月の記事一覧

朝焼け

朝焼けの向こう 昨日の寂しさ 光に溶けて 忘れる 忘れる 夢うつつ 死んだはずの猫が 机の下で …

猫の恩返し
5か月前
8

眠れない夜に

自分の中を 眠らないまま 覗いてみたい ただそれだけ 言葉がどんどん 付け加えられていく 感じ…

猫の恩返し
5か月前
8

鈍感

人の歪みを 仕方ないものとして 排気ガスのままに 吸い込んでいた 教室は遠く 痛みも弱さも ほ…

猫の恩返し
5か月前
11

夜景

静かなグラスを傾けて 透明な願いを 夜景に重ねる ネオンに響く 胸の鼓動 通り雨のような ざわ…

猫の恩返し
5か月前
7

スナフキン

何故か立ち止まる 看板が風に揺れる 言葉が脈絡もなく 人の口から流れ ラジオは雑音で満ちてい…

猫の恩返し
5か月前
7

冬の散歩道

本当は この高校に 通うべきで あいつと 一緒にいたら 道を外さないで 何とか あそこを 潜り抜…

猫の恩返し
5か月前
9

いつかまた

少し前の お前を見た 変わることが 訪れる その前の お前を見た 信念がどうのこうの 手探りで 語るお前を見た しがみつくような 揺れの中で 何とか踏ん張る 我慢する 努力する カオスな キラーボールな 光の中で 今の世相のような ため息をつく お前は 他人で俺で もう少し先が 正解のような 均される 地平線を待つだけ 我慢するを 行動としたら そこから抜ける 勇気もまた 行動 選択は無数に広がる パラソルみたいに いつかお前を 俺を 包み込んで 空に放つ 結果として 光が差