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自分のせいにするのが得意な私より

私は友人などに「おすすめの本ある?」と聴かれると毎回「伊坂幸太郎の本がいいよ」と答える。

普段あまり読書をしなくても、読みやすいし、面白いから。

本読む時間もないけど、なんとなく伊坂幸太郎さんに触れたいなと思い、Net Flixで「グラスホッパー」を流し見していた。

すると、やけに「謎の女性」を演じる佐津川愛美さんという女優さんが目について、ネット検索をしていた。

彼女はちょうど幻冬舎でエッセイを連載しており、「いつまで自分でせいいっぱい?」というタイトルにも惹かれて、すっかり読み入ってしまっていた。

https://www.gentosha.jp/article/19258/

「とにかく自分が嫌いだった10代、超絶ネガティブからは抜け出した20代」

生き方は全く異なっているし、自分なんかがおこがましいと思うが、この一文をみて、私と似たような歩み方をされている方だと思った。

私もこの「反芻思考」に当てはまる。ふと嫌なことを思い出して思考が悪い方、悪い方にいってしまう。

このエッセイを読んでいて心が救われていくのを感じた。

「お前は何もできないな」「その外見、事故ったの?」中学生の頃に投げかけられた言葉たちをかき消すように「反芻思考はあなたのせいじゃないよ。一人じゃないよ」と語りかけてくれているようだ。

さらに彼女は「生きやすくなった30代」と先を歩んでくれている。

「自分のため」を疎かにしてきた彼女は日常の中の食事や運動などから「自分のため」の行動を見つけて認めていっている。

それでもぐるぐる考えてしまうことはあるし、苦しくなることも当然あるようだ。

ただ、華々しい世界で自分と似たような歩み方をしながら奮闘されているというのはすごく力になる。

私も自身が知らないところで誰かの心に寄り添える文章を書きたいと思った。

「自分のため」を少しずつ。苦しい時はどんな考え方が自分を苦しめているか考えてみる。

その先に光があることを信じて。

自分のせいにするのが得意なわたしより


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