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暗闇の過ごし方

色々と理論だって考える。
「ネガティヴはよくない」とか「落ち込んでても仕方ない」とか「もっと苦しんでる人はいるのに」とか「生きてればいいことある」とか

ただどうしようもない暗闇ってある。
もうエネルギーが枯渇している状態。
誰に何を言われても耳に入ってこない時。

そんな時にどう過ごすか。
「ネガティヴな状態から脱しないといけない」と考えすぎると、少しでもネガティヴな自分が現れた時に自分を責めてしまう。
「こうしなきゃ!」と思い立ち、出来なかった瞬間ごとに引き算をしてしまうと辛い。
今の自分を否定するあまり空虚な理想の自分を無理に作り出してそのギャップに苦しむと泥沼に入り込んでしまう。

物もそうだが心理的な部分も叩けば反発がくる。
「今の自分」も「自分のよくないところ」も打ち消そうとすればどこかで反発が来て苦しくなる。
戦わなくても向き合うことは出来たりするよ。

そもそも自分のネガティヴだと感じている部分は本当にネガティヴなのだろうか?
「世の中の偏見によって生まれた何か」あるいは「誰かが言った悪口」が自分のフィルターを通り抜けて勝手に「自分のダメなところ」を作っていないか?
その答えはわからなくても見方は色々ある。

だから一旦戦うのはやめて、ぼーっと好きな音楽聴いたり、読んでなかった本を読んだり、好きな映画やドラマ観たりして過ごすのもいい。

それを現実逃避と言う人もいるが、現実逃避は現実と向き合うために必要な過程だと思う。

ネガティヴでもいい。そのネガティヴがいつか優しさに繋がるかもしれない。
落ち込んでもいい。
もっと苦しんでる人はいるかもしれないけど、今抱えてる苦しみは決して偽物じゃない。

背伸びして、開き直って乗り越えたことは次乗り越えられるかわからない。だから、自分の積み重ねてきたことを信じて好きなものに集中してエネルギーを蓄えて、時間が経過した時に改めて見てみると、違う見方ができたりする。
もがくことや闇雲に突っ走るだけじゃなく、立ち止まって、時には後退して休むことも大切に。

暗闇にいる人を引っ張りあげる力はないけれど、いつでも暗闇にいる誰かに寄り添える位置にいられるように。そんな想いをこめて。


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