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【商店街復興】のと復興マルシェ応援隊!

本年1月1日、能登半島地震が発生しました。
この記事は、石川・能登の復興に向けて、一度でも現地ボランティアに参加してみたい(けどきっかけがない)という方に向けた記事です。

はじめに

「ショック・ドクトリン」と「災害ユートピア」

災害には2つの異なる見方があります。

1つは、「ショック・ドクトリン」

「ショック・ドクトリン」とは、ある社会に壊滅的な惨事が発生した直後の、人々がショック状態に陥り、茫然自失のまま抵抗力を喪っているときに、そのような衝撃的出来事を好機と捉え、巧妙に利用する政策手法のことである。

足立眞理子

災害などの大きなショックの後、例えば低所得者の暮らすスラム街を一掃して行う都市開発などがこれに当てはまります。


もう1つは、「災害ユートピア」です。

多数の犠牲者を出し、一部地域に集中した悲劇を目の当たりにした社会では、人々の善意が呼び覚まされ、一種の精神的高揚となって理想郷が出現する。それをレベッカ・ソルニットは、「地獄に築かれた楽園(Paradise built in Hell)」と名付けた。ここではそれを翻訳者に習って「災害ユートピア」と呼ぶことにしよう。

林敏彦

日常の経済的地位とは関係なく、共同で行う避難所運営などがこれに当てはまります。

前者は性悪説的、後者は性善説的発想と言えるでしょうか。※

この2つの考え方は、異なるようにみえて実は近いもので、災害という大きな衝撃を受けたときに、それまでの社会を捉え直し、次の理想を目指していこうとするものです。

一方が良くて一方が悪いというものではなく、復興に向けてはどちらも必要な考え方です。

ただ、ここで大事なのはそれぞれが何を信じるかということだと思います。

災害の被害にあってもうダメだと思うのか、ピンチをチャンスに変えようと思うのか、痛みを分かち合おうと思うのか、立ち止まってそばにいるのか。

これは現地で暮らす方々だけでなく、離れて暮らす我々も同じなのではないかと思うのであります。



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建前はここまで。

僕はこんな小難しい話をしたいわけではありません。

批判されることもありますが、復興は"おもしろい"ものだと感じています。
※命に関わる緊急対応とは区別しています

普通に日常を生きていて、こんなにも泣いたり笑ったり、大人が本気になることってありませんし、何もない状態から創り出していくことがワクワクします。

スマホをみて電車に揺られているよりも、よっぽど人間らしく、生きている実感が湧きます。

ニュースや本では分からないことばかりなので、現地をみてそれぞれ感じ取ってもらえたらなと思います。



一本杉通り商店街復興マルシェ

石川県七尾市。江戸時代から北前船の寄港地であった七尾は、全国からたくさんの人や物が運ばれ、港町として栄えてきました。
七尾市中心部に位置する一本杉通り商店街には、50店舗あまりの店が建ち並び、いくつかの建物は国登録有形文化財に指定されており、当時の面影を残しています。
毎年5月に行われる青柏祭りでは、高さ12m・重さ20t・車輪直径2mの曳山(通称「でか山」)が商店街の通りを練り歩きます。

そんな歴史ある一本杉通り商店街ですが、伝統的な蔵造りの建物は軒並み地震の被害にあってしまいました。

2月に現地を訪れた際にも、建物は倒壊し、道は瓦礫でふさがり、買い物客どころか片付けをする人の姿すら少ない、寂しげな様子でした。

和ろうそくの老舗 高澤ろうそく店

しかし、全てが下を向いてばかりではありません。
「仮設でも闇市でもなんでもいいからとにかく物を売ろう。」
商人の魂を取り戻すべく、まだ先の見えない寒空の中で立ち上がったのが「復興マルシェ」です。

(実はこのマルシェは、東日本大震災にあった南三陸の商店主が、一本杉通りの商店主にエールを送ったことがきっかけとなって、立ち上がったものです。復興がリレーするのは不思議なものですね。)

マルシェの開催から、お店の出店や商店街の復興につなげるだけでなく、能登の玄関口としてまち全体の復興にエネルギーを生み出そうというものでもあります。

復興マルシェで販売されていた食器




これを受けて、

のと復興マルシェ応援隊を結成します!!

月一回の開催に合わせて、大阪から能登への応援隊の派遣を企画中です!

以下、6月の応援隊を募集します📣



【募集】6月の復興マルシェ応援隊


ここからは、6/2(日)に開催される一本杉復興マルシェを盛り上げる「復興マルシェ応援隊」募集の案内です。
5/31(金)~6/2(日)にかけて、能登視察ツアーや仮設住宅での交流イベントも同時に行う予定ですのであわせてお考え下さい。


■スケジュール

DAY 1 5/31(金)

17:00
集合:大阪大学箕面キャンパス周辺
出発:タイムズのカーシェア
~途中SAで夕食など
 ※初日はお風呂に入れない可能性があります。
23:00
七尾市中島町豊川集会所着
24:00
就寝


DAY 2 6/1(土)

8:00
起床・朝食・集会所掃除
10:30
能登視察ツアー
・七尾市・能登町を中心に車で
 ※昼食は七尾市内で調達予定

輪島朝市

14:00
仮設住宅訪問
・コミュニティカフェ開催
・仮設住宅で暮らす方々とお茶する


仮設住宅

17:30
夕食・風呂 ※現地飲食店・銭湯へ
21:00
七尾市中島町豊川集会所着
22:00
就寝


DAY 3 6/2(日)

6:00
起床・朝食・掃除
8:00
集会所出発
9:00
七尾市一本杉通り商店街着
復興マルシェ設営準備
11:00
復興マルシェOPEN
・各ブース補助・語り部ウォーク参加
・マルシェ内で昼食・お土産購入

一本杉復興マルシェ


語り部ツアー

15:00
復興マルシェCLOSE・撤収
17:30
七尾出発 ~途中SAで夕食など
23:00
カーシェア返却
解散:大阪大学箕面キャンパス周辺


■宿泊先

七尾市中島町豊川地区集会所
・和室2室(10畳+6畳)
 ※エアコン完備寝袋あります

豊川集会所



■持ち物

現在、飲食店やスーパー・ドラックストアなどは営業しており、現地購入可能です。奥能登地域など、一部物資の行き届きにくいエリアもあるので、最低限必要な物は持っていきましょう。

必須
帽子 / マスク / タオル / 軍手 / 安全靴※スニーカーの場合踏み抜き防止インソールを入れる / 長袖長ズボンの服 / 食べ物※1食以上 / 飲み物※要確認 / 雨具※動きやすいもの / 着替え / 袋(大・中・小) / エチケット袋 / 常備薬(酔い止めなど) / 日焼け止め / ボランティア保険証コピー / 健康保険証コピー / 運転免許証 / モバイルバッテリー / ミニ応急セット(絆創膏など) / ティッシュ / ウェットティッシュ / 歯ブラシ / 携帯用簡易トイレ / 筆記用具 / メモ帳 / 財布(現金)

できれば持っていくと良い
ウエストポーチ / 電池式充電器 / 安眠グッズ(耳栓、アイマスクなど) / 消毒液 / 生理用品 / マイ箸、割り箸

あると便利
防塵マスク※作業用 / PC / モバイルWi-Fi / 名札、ビブス / 耐熱紙コップ / 寝袋 / 娯楽グッズ(トランプ・折り紙など) / 手土産(個包装のもの) / ライター / ガムテープ


■費用

全額実費
 交通費:5,000〜10,000円
 ※6月に限り、高速道路料金無料のため安くなります
 宿泊費:3000円/泊(※学割検討中)

■災害ボランティア保険

参加する方は、災害ボランティア保険に加入していただきます
※「天災補償タイプ」に加入してください

■感想 / レポート

参加いただいた方には、感想・レポートの提出をお願いします。


■参加申し込み・問い合わせ

定員:6名
〆切:5/21(金)

参加をご希望の方は、坂本までご連絡ください。
【一般メンバー参加】
上記のスケジュールでツアーにご参加いただきます。
【運営メンバー参加】
ツアー参加に加えて、事前・事後のSNS発信やスケジュール調整等のお手伝いお願いします。
※参加費補助が出ます

連絡先
坂本樹
t.sakamoto1062@gmail.com

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坂本樹
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