ミラクルビラ配り

そいえば書き忘れていたのですが、昨日はモンパイに行きました。モンパイです。校門配布のことです。
下校時刻に校門から出てくる生徒を狙ってビラを配ります。

昨日は4〜5回目のモンパイでした。初めてやる前は、ガン無視されまくって全然配れなかったらどうしようとか、冷たい目線を向けられたら落ち込んじゃうとか、色々考えてて嫌でした。そういう系の仕事は苦手です。絶対にやりたくなかったので、学生時代はなんとかごまかし断っていましたが、フリーターの身になり、兼業もしてないため断ることもできず、いよいよ出陣することとなった次第でございます。

嫌だなあと思いつつも、ビラのたくさん入った(おまけで消しゴムなんかも入ってます。それで子供を釣るのです)紙袋を下げて、近くの小学校へ向かいました。校門から少し離れた通学路で待ち構えていると、生徒が一斉になだれてきます。
うじゃうじゃ(他に言い方ないんかい)下校してくる小学生に向かって
「よかったらどうぞー」
「これ持ってってねー」
なんて言いながら渡していくと、当初の予想は裏切られ、だいたいみんな貰って帰ってくれます。そして多くの子は、ありがとうございます、とペコリと頭を下げて、持って帰ります。そんな子供たちに驚きつつ配布していると、ビラはあっという間になくなってしまったのです。

スーツの大人が何やら配っているぞ?というので、興味を持つのでしょうか。なんかみんな貰ってるし、貰っとくか、といった集団心理的なものが働くのでしょうか。はたまた、はなから断るという選択肢はなく、もらえそうなものは貰っておくかというのが、小学生マインドなのでしょうか。とにかく最初に思ったのは、

小学生たち、素直〜〜〜いい子〜〜〜!!!

でした。

何やら分からぬが(もちろんどうせ塾のビラだろうと察する子はいるでしょうが)、何かを自分に配っていて、咄嗟にありがとうと言って受け取る。子供って素直だなあと、改めてすごく感心しました。と、同時に、自分たちの会社を宣伝してるだけで、良いことなんかしてないのに感謝される気分というのは、むず痒いものがあります。悪い意味で。感謝されるべきことなんかしてないのに感謝されると、なんだか罪悪感に似たような感情が芽生えてきます。例えも出しにくいので、あまりうまく伝わらないかもしれません。笑
え、いや自分は全然いい事してないよ?逆にこっちがありがとね?なんかごめんね?みたいな。すごく悪い言い方をすれば、小学生の素直さにつけこんで宣伝をして、それにもかかわらず逆にこちらが感謝されるという、パラドキシカルな気持ちの悪さ。
そんなような感情が、自分の中にだんだんと蓄積されていってるな、と最近気付きました、、、ネガティブ思考止まんねぇな???ネガティブでもないんか?まいか。

とゆー、最近のモンパイ事情です。校門で待っていると、開放感に満ちた顔つきでランドセルを背負って友達と楽しそうに下校する小学生の姿を観察することができ、それはそれで懐かしく、穏やかな気分になります。塾にはさすがにランドセルは持ってこないのでね。そんな気持ちになりながらも、まあ塾に興味を持って通ってくれる子が一人でもいたらいいなあと願いつつ、ビラを配るのでした。


そんな感じですかね、今日はこの辺で。
おやすみなさい💤

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