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オッサン2人に挟まれた過去、サッカーの審判はいいなぁと思った話

TOKYOオリンピックが始まりました。昨日行われたサッカー日本代表の試合ですが、南アフリカに1対0で勝利しましたね。おめでとうございます㊗️

サッカーの試合もそうですけど、最終的にどっちのチームが勝ったと決めるのは審判ですよね。もしも、審判に賄賂が配られたら公平なジャッジができないし、めちゃめちゃ嫌いな選手がいたら相手チームにえこひいきしたりしそう。

審判は人格が確立されていないとダメ。なぜならジャッジを任されているのだから。ジャッジとは何もサッカーの試合に限ったことではない。それは日常でも起こりうることなのだから...

あれは確か、15年ぐらい前の話かな。

当時、大阪に住んでいた僕は自転車通勤をしていた。大阪は自転車を利用している人はとても多く、他の自転車とぶつかりそうになるのは日常茶飯事だ。

仕事終わりの帰宅中、商店街の近くを走っていると、僕の前を走っていたオッサンが急に自転車を止めて後ろを振り向き

「なんや、ワレ!」

と大声を発してきた。

えっ僕は全然関係ないんだけどと思いつつ後ろを振り返るともう1人のオッサンが

「はぁ、なんやねん!」

と言い返してきた。

多分、ぶつかったか、ぶつかってないかで揉めそうになっているのであろう。前のオッサンと後ろのオッサンをキョロキョロ見ているうちに、なぜか間に挟まれてしまった。オッサンの特徴はというと、2人とも無駄にパンチパーマをきめていたというのは覚えている。

2人とも、僕の方へと近づいてきて

「あいつが悪いやんな?見てたろ自分」

「いやぁ、そこまで見てない...」

「あいつやで、フラフラ走りよってホンマ」

僕は審判じゃない。オッサン2人は何か勘違いをしている。別に黒いウェアを着てもいないし、笛を持っていない。もしも、カードを使えるとしたら2人ともレッドカードで一発退場だ。

その場から抜け出せずにいると、近くにいたオバチャンがジーッと僕を見ている。オバチャンは力強い目で『早よ、逃げや』と言ってる気がした。オバチャンはもう1人の審判のようだった。

「どっちも悪くないですよ。人もいっぱい通ってますし、もう帰りましょう」

オッサン2人はお互い逆方向へと自転車を走らせて行った。

やっぱりサッカーでも野球でも審判は1人では成り立たない。他の審判も違う角度から見ているから公平なジャッジができるのだ。オバチャンありがとう。

そういえば、あのオバチャンもパーマかけていたなぁ。さすがパーマ王国大阪🦱


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