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蓄えた知識・思考を現実世界へ放り出す方法

「思考の整理学」著:外山滋比古さんの言葉
人間にとって現実は二つあると述べています。一つは、私たちが直接接している物理的世界である「第一次的現実」です。もう一つは、知的活動によって頭の中に作り上げられる「第二次的現実」

知識を蓄える作業はとても好きだし、これからもその作業を止める気はない。しかし、蓄えた知識・思考を現実世界へ放りだす方法を僕を探しています。
蓄えたものが熟成すればいいのだが、僕の脳内・心はそんないい環境ではないので、すぐ腐敗し記憶から消え去ってしまいます。
なんの変哲のないサラリーマンである僕は、第一次世界に縛られながら生きているんです。
(縛られるとは、社内のルール・ヒエラルキーや人間関係などを指す)

改めて自問すると、僕の課題は「思っていること・感じたことを第一次現実に存在する人に言葉にして伝えること」すなわち、「第二次世界」で思っていることを「第一次世界」に馴染ませる作業がとっても下手だということです。

知識や感情は大切に引き出しに閉まっておけ。という謎の呪いを自分にかけているので、第一次世界に簡単に自ら引き出しを開けることなど容易ではない。

どうやって、引き出し開けてもらうねん…

ここで大切になってくるのが、周囲の環境ではないのかなと。人(他人)に興味関心を持ち日々を過ごしている人がいたら、きっと優しく引き出してくれます。

靴下を探しているのに、「ここや!」と思って引き出しをひいたらパンツが出てきたら嫌ですよね。
引き出しの面に靴下と丁寧に書いてあるのに、パンツが入っていたら混乱するじゃないですか。

然るべき時がきたら綺麗な状態で引き手にお渡しできるよう、知識や感情は大切に引き出しにしまい、熟成させておくことが大事だと思います。

それと同時に、周囲の人たちに興味を示し「名引き手」になれるように日々を過ごしていきたいと思ったのでした。

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