前回はBODYCOMBATにをはじめとしたプレコリオプログラムのインストラクター5原則と、コナミスポーツを1年半で退職したところまでお伝えしました。
今回はフィットネス業界に入って2社目の職場に入社した経緯についてお話をしたいと思いますので、よろしければお付き合いください。

スポーツクラブプライゾ田無 入社

2002年6月、コナミスポーツからスポーツクラブプライゾ田無(西東京市)へ転職しました。
プライゾというビジネスホテルの中の、1階と地下1階に入っているクラブでで総合型業態です。とはいえ、ホテルインなので総合型の中では小型のクラブです。
因みにプライゾという社名は「プライオリティー ゾーン」を縮めた造語です。

プライゾ入社への経緯

プライゾの支配人とは、コナミスポーツ在籍時に行かせてもらったBODYCOMBATのライセンス研修で出会いました。
研修では、2人でペアになってドリル練習をする時間があるのですが、その時に一緒に組ませてもらったのがきっかけで、研修終了後も少しお話をさせていただき、名刺交換をして別れました。

それから数ヶ月後、プライゾの支配人から連絡をいただき、「是非うちに来てくれないか」声をかけてくれたんです。

僕はコナミスポーツでは短期契約社員だったので、正社員登用制度を利用しようか考えていたところでした。
コナミスポーツ入社当初は、迷うこともなく正社員になろうと思っていたのですが、当時は社名も「ピープル」から「コナミスポーツ」に変わったばかりだったこともあり、店舗展開やM&Aのラッシュで、上司たちを見ていると、急な異動や転勤がすごく多くて。。
1週間後に長野の店舗へ異動、九州の店舗へ異動とか、そういうのを目の当たりにして大変そうだな、と思っていました。
急に長野へ異動になったその上司は、僕に水泳を教えてくれた人でお世話になった人だったんですけど、辞令が出る2ヶ月前に、中央林間でマンションを購入したばかりでした。。
さらには、フィットネス事業と関係のない部署やセクションへ異動していく人を見て、希望した仕事ができるとは限らないといことも知りました。

全国に店舗や事業所を持つ大手企業の社員であれば、転勤や異動があるのは当然だと思います。
ですが、スポーツクラブにはプログラムのスケジュールがあり「3ヶ月から6ヶ月間はこのスケジュールでいきます」「この時間の担当は○○です」とは発表しています。
そういった店舗事情や人員のこと、またエンドユーザーであるお客様のことを度外視した人事異動には違和感だらけでした。
もっと凄かったのは・・・
コナミスポーツは、コナミというゲーム会社の子会社ですから、コナミ本体の事業に駆り出されることもあるわけです。
僕が入社当初からいちばん慕っていた上司の方も、辞令が出て川越の店舗に異動していかれました。
その上司は川越に通勤するには2時間以上かかる所に住んでいたのですが、出世を伴う栄転だったので頑張って通っていましたが、異動先のスタッフ達と上手くいかず、さらには役職者としての仕事に忙殺されて、朝早くから夜遅くまで働き、さらに通勤に往復4時間という状況で、心身を壊してしまいました。
スポーツクラブでの仕事が困難となってしまったことで、コナミ本体が運営するゲームセンターの店員として出向させられ、結局数ヶ月後に退職されてしまいました。

自らが希望して遠方へ異動するならいいですけど、完全な会社都合で、人を本当にコマみたいに動かすあのやり方を見ていて「これでは自分の人生じゃなくて会社の人生を生きることになるなー」と思っていました。

とはいえ、大手企業には規模という長所もあります。
会社員として、整ったインフラはとても魅力的です。
だからどうしよっかなーと考えていたんです。

そんなタイミングでプライゾから声をかけてもらったこともあり、またプライゾはクラブの規模も会社自体も小さかったので、企画や提案も通りやすいし、より当事者意識を持って仕事ができると思い、転職を決めました。

次回予告

プライゾには2002年6月~2007年3月までの約5年間在籍をしたのですが、最初の2年くらいは、かなり大変で苦労しました。
次回は、その前半に何があって、どうしんどかったのかをお話したいと思います。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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