「戦えるモンスターマスター」になれば、AIに仕事は奪われない
ドラゴンクエストモンスターズ3、発売しましたね!!
スクエニさんのタイトルには以前から賛否の声が上がっていましたが、本作も同じ状況になっているようです。
ちなみに、ぼくは「賛否なんて知るか」とばかりに買いました。
ファンにとっては、「続編が出るだけでもありがたい」という気持ちがあります。惚れた弱みというやつですね。
ところで、同シリーズのバトルシステムをご存じでしょうか?
知らない方に説明しておくと、
「主人公が魔物使いとなり、ドラゴンクエスト・シリーズに出てくるモンスターたちに指示を出して、敵と戦う」
……という仕組み。
主人公(プレイヤー)自身は、戦いません。
もちろん、仲間のモンスターが裏切ることもありません。
さて。
ここで突然の話題転換となりますが、AIという分野を考えてみてください。
「AIに仕事を奪われる」と恐れている人は、「自分だけで戦う」ことを無意識に想定されているのではないか? と感じています。
要するに、仲間となりうるモンスター(AI)とバトルすることをイメージされているのだと思います。
しかし、AIが普及した世界において、実際の戦い方は以下のように変化するでしょう。
AIは文章もイラストも作れますが、決して万能ではありません。
AIの能力は、「指示を出すユーザーの指導力」に依存します。また、優れた指導力を持っていても、頭ひとつ抜けた商業作品を出そうと思ったら、最後にはやはり人の手が必要になります。
僕がAIとの仕事をドラクエ・モンスターズにたとえたのは、こういう性質があるから。
AIが普及した時代で生き残るには、孤独に戦うのではなく、モンスターに見えるAIを恐れるのでもなく、「AIを使いこなしながら、自分自身も戦うこと」。
これに尽きるでしょう。
この①イメージ、②指示出し、③加工・活用の流れが、いまクリエイティブの現場で行われている大まかな作業です。
現在はクリエイティブ業界での利用が目立っていますが、AIが進化していくと、他の業界にも浸透していくでしょう。
OpenAIでサム・アルトマンが出入りする寸劇が発生していますが、新たな技術が社会に広がるのは時間の問題です。
この記事を目にした方や、読者の方の周囲でAI未経験の方がいらっしゃいましたら、ぜひ利用をオススメします。
「①なんのためにAIを使い、②その目的を達成するためにどのような指示を出し、③アウトプットをいかにブラッシュアップ&活用すべきか」
これらを現時点から考え、「戦えるモンスターマスター」になっておくと、誰もがAIを使う時代になっても仕事を奪われるような心配は無用だと思えるでしょう。
……というわけで。
ぜひ、AIも、ドラクエ・モンスターズもプレイしてみてくださいね!
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