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マーケティングに一番必要な「ディレクション力」の身に着け方

こんにちは。浅川です。

先日(といってもすでに1年弱経ちますが)下記のnoteを書き、多くの反響をいただきました。


いいねを80以上いただけたら、「どうしたらチーム組織力・判断力・ディレクション力が身につくか?」というnoteも書きたいと思っていますので、気になる方はぜひいいねをお願いします。

(年末年始にYouTubeを見すぎて、どうしてもやりたかったやつです。。)

ありがたいことに、90以上のいいねを頂きましたので、
「どうしたらチーム組織力・判断力・ディレクション力が身につくか?」を私の経験を元にまとめてみました。(時間かかってしまい、すみません)

特に、今回はディレクション力に焦点をあてていきます。

実際に、2021年を振り返ると、戦略は考えられるがエグゼキューションやオペレーションが機能しないという相談や、状況を多く見てきました。逆に言うと当社でお客様に評価いただいたり、会社で評価されるのはエグゼキューションやオペレーションを機能させるディレクション力があるメンバー達でした。

乱文乱筆ですがお付き合いください。

マーケティングにおけるディレクションとは

・「ディレクション」の意味は「指導、管理、指揮」
・もともと「ディレクション」は英語で「direction」で「方向、方角、道順」の意味
https://docoic.com/51530 より

ディレクションの意味としては上記です。

先日のnoteで、現代のマーケティングでは手法が多様化しすぎており、個人の力の限界により、チームを組んでディレクションするスキルが必要という話をしました。

必要なスキルを分けて説明していきます。

短期・中期のプロジェクトの業務

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デジタルマーケティング領域で考えると分かりやすいのが、事業会社のマーケティング担当か、マーケティング支援会社としてのプロジェクトの取りまとめの2つでしょうか。

短期・中期のプロジェクトは、特定のキャンペーン施策や、サイト制作、SEO施策、広告施策などにあたります。
実行内容としては下記になります。

①KPIの確認とすり合わせ
②スケジュールの策定
③担当メンバーの役割分担
④進捗管理
⑤リスク対応

一つずつ、必要スキルを洗い出してみましょう。

①KPIの確認とすり合わせ
 設定したKPIが目的に沿っているのか、実現可能かを図る能力が必要です。この中では最も難易度が高いスキルだと考えます。
 同様のプロジェクトに対して主体的に参加した経験があるかどうかが大事なこととなります。また、他のプロジェクトの事例を理解している量が、そのまま経験値につながってくるかと思います。

②スケジュールの策定
 こちらも上記同様、期間として実現可能かを図り、各必要タスクの洗い出しと、関係を加味したスケジュールを策定する能力が必要です。そのためには、一連の流れの理解が必要であり、一番簡単に身につくのは自分で全ての工程を一度経験することです。
 しかし、それだと自分ができる範囲以上のディレクションを行うことができません。その範囲を超えるためには、相手へのリスペクトと理解度を上げ、的確なヒアリングをしていく必要があります。


③担当メンバーの役割分担
 事業者側なのか支援者側かにもよりますが、上記の必要タスクに対して誰が責任をもって実行するのかを決めていく必要があります。②と③は大きなプロジェクト程、順番を逆にすることが多いです。(各タスクやスケジュールを担当責任者に決めてもらうため)
そこで必要なのは各役割において、誰が最適で、リスクの高い部分はどこなのかを把握する能力です。
 これは、個人(会社)スキルの把握や、それぞれの関係性や目的の把握する力が必要スキルでしょうか。
結果として、人間関係構築力などが重要になっていきます。

④進捗管理
 この中では一番簡単ですが、できないと最も目立つ、必要最低限の領域です。②のスケジュール通りに各担当者に期限通り動いてもらい、期限通りにいかない場合は各領域を調整する必要があります。そこで最も大事なのはタスク状況や、リスクの種を細かく定点的に拾い上げる状況をつくることです。
 各メンバーがタスク管理とホウレンソウを完璧にできているかを徹底的に確認したり、それができる状況を仕組み化していくスキルが必要です。


⑤リスク対応
 上記が完璧であったとしても、内的・外的それぞれの要因でプロジェクトがうまく進まないことはあります。
そのリスクを全て洗い出して先回りをすることが理想ではありますが、それは不可能です。一方で、そのリスクを把握し、関係者にそのリスクを伝えておくことは非常に重要です。プロジェクトを任された以上、失敗するリスクの説明責任は必須であるためです。

 このリスクに関しても①であげた、経験量や、知識量がモノを言います。
また、それらは多角的な視点を持つことである程度解消することも可能です。

必要なスキルを得る方法

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業務からまとめると必要なスキルは下記になります。

①プロジェクト経験による先を見通せる力
②人間関係構築力
③進捗管理力

①プロジェクト経験による先を見通せる力
KPIやスケジュール、リスク対応に影響します。

ただ、このスキルは、領域に寄りますが完璧にできる人間はいませんし、身に着けるのが最も難しいと思います。

では、どうしたらいいかというと、とにかく業務や担当領域を広げていくといったチャレンジが必要だと思っています。
ただ、そういった経験を得るには、任された仕事を120%続けていくことで初めて任されるものでもあります。個人的には計画を立てて逆算していくよりは、足元の仕事に集中して、周りに信頼してもらうこと、自分から他人の仕事を拾っていくことが結果として領域を広げていくと思っています。

②人間関係構築力

役割分担や、進捗管理に繋がる部分です。
例えば、地元の小さな会社に、いきなり外資コンサルのエリートが幹部で入ってきて、プロジェクトだけ渡されても、社員は実行するでしょうか。
仕事は、あくまでもチーム内での信頼があった上でないと動きません。

ここの人間関係構築がうまい人は、まずは、雑談を増やしたり、相手の尊敬できるところを探して褒めたり、場合によっては飲みに行ったりと、まずは自分を受け入れてもらうことから始めます。
あくまでもプロジェクトを実行するのは人間であるためです。

また、役割分担をしていく際に、各自の得意分野やリソースの状況なども知る必要があります。場合によっては外部の会社の担当者との関係性を構築する必要も大いにあります。

どう身に着けていくかですが、とにかく多様な人と触れる機会を増やし、相手をリスペクトできる状態にすることでしょう。

③進捗管理力

こちらはビジネスの基礎スキルと言ってもいいでしょうか。

しかし、自分の進捗管理をするスキル(分解するとタスク管理能力や、ホウレンソウ、実行力)といったものは、個人の感覚ですが世の中の10%ほどしか満足にできる人はいないと思っています。

逆に、個人の進捗管理できるスキルをもった人であれば数人のプロジェクトであれば、進行管理は容易ではないでしょうか。

プロジェクトを細分化し、スケジュールを切り、役割分担をし、遅れが発生しそうであれば都度調整したり、リスク対応を行う。

①と②のスキル前提にはなってしましますがここを細かくできるかどうかだけでも、プロジェクトの進行度は変わっていきますし、リスクを事前に回避させることができます。

最後に

ディレクションスキルを業務から分解していくと、堅い文章で面白みのないものになってしまいました。

しかし、マーケティング領域において、ディレクション力は最も必要なスキルと言えます。

その必要なスキルを身に着けるためには、徹底的なビジネス基礎力の積み重ねと、チャレンジをする施行回数による経験なのだと私は思います。

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