平松洋子 「すき焼きを浅草で」 文春文庫
食べ物のエッセイなのに、上品で、軽やかな、透き通るような描写というのかな。
それでいて食べたくなる食欲を刺激するエッセイの数々。
「抜けるような青空の下、ヨットが何艘も浮かんでいる。砂浜の脇のベンチで、いなり寿しとあじフライ(商店街で一枚買ったらソースをかけてくれた)、缶ビール(えへへ)。」
「今夜はわさびめし。熱々のごはんの上に、おかかをふんわり散らして広げる。まんなかに、ゆっくりねっとりおろしたわさびをちょん。食べる直前に、おかかの上に醤油をぽちっとかける。」
「だしとごま油の香りの効いた、チョイ濃いめのつゆの余韻がすばらしく、かき揚げ天そば四百二十円。」
は、千歳船橋の立ち食いそば「八兆」。
ところで、
今日、公園でワインのボトルからグラスに注ぎ、チーズを食べながら、読書している人がいたな。とてもお洒落な服装で。
今度真似してみよう。素敵な読書の楽しみ方。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?