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自分の世界を広げるために

1.世界は広いこと

私は、過去を振り返ると人との関係を避けてきたと思います。今思うとめんどくさかったんだと思います。リスクを取ることが苦手でした。だから、新しい交友関係を作ることよりも私に寄ってきてくれた友達とばかりつるんでいました。結果、自分の価値観が広がらずに大人になりました。しかし、今この歳になっても変えられると最近感じています。今日は、私が経験した「自分の世界を変えた」ことを書いてみようと思います。

2.コーチングの課題

コーチングを半年ぐらい前から始めました。コーチングでは、課題が出されてそれをクエストのように消化していきます。本を読むこともあれば実践的なこともあります。その中でも、一番しんどいと感じたのが「ヒッチハイク」でした。別にスケッチブック持って立っていればいいだけだろうぐらいに最初は思っていましたが、頭で想像するよりもやるためにようになるために物凄いエネルギーを必要としました。最初は、やり始めるまでに2時間以上かかって、結局5分だけやってすぐに帰ってきました。

3.ヒッチハイクをはじめて感じたこと

その時に、私はいろいろ気がつきました。まず本当の意味で人を信用できていないということ。人から無視されることが何よりも嫌だということ。そして、そういった課題からずっと目を背けてきたということ。行動するときに「やらなくていいや」と思うことがあります。これは、私はメンタルブロックと呼んでいて、自分の弱点を直視した時に起こる居心地の悪さだと思います。そして、やらなくていい理由をつけて行動することを回避します。それで実はどうにかなってしまうのです。しかし、その弱点は臭いものに蓋をしただけなので、何一つ解決されていません。そして、それは放置すると無意識に避けてしまい、自分が避けていることすら気がつかなくなります。自分の安心する世界を作ってそこで生きようとするのです。

4.世界が広がる瞬間

私はヒッチハイクをする人なんていないものだと思っていました。また私のような人間を乗せる人なんているわけないと。しかし、実はそれは私の世界でしかありませんでした。看板を掲げていると、「ごめんね、今日は乗せられないんだ。やるならあっちの場所の方が車を止めやすいからあっちいってみたら」とか「俺も昔ヒッチハイクやってました。頑張ってください!」といったことを言ってくれる人と出会えます。その瞬間に自分の世界がどんどん壊されていきます。そして、捻じ曲がった価値観が矯正されていきます。一生懸命行動すると、自分の世界というものは変わっていくのだと思います。

5.あとがき

自分らしさといった言葉を昔よく考えていました。今はそれを否定しています。それは、あくまで過去の自分であるからです。今の自分は好きですが、今の自分に満足はしていません。だから、自分らしさなんてどうでもいいと思っています。それよりも、自分が経験していないことをどんどん挑戦して、今まで閉じていた世界観を広げていきたい。子供の頃は無意識にできたことが今はできなくなっていました。でも、ひとはいつからでも変われると思います。そう信じることができるのであれば。

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