4時に起きて「好き」が復活した
5月29日、この日は朝4時に起きた。起きれるかちょっと心配だったけれど、意外とすんなり起きれた気がする。
起きた理由は、UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦をリアルタイムで視るためだった。簡単に言うと、ヨーロッパのサッカークラブ王者を決める、世界中が注目する一戦だ。
カードは、イングランドのリバプールvsスペインのレアルマドリード。もしかしたら、サッカーをそこまで知らない人も、聞いたことがあるかもしれない。両チームとも超強豪である。
このリバプールに日本代表でエースナンバー10番を背負う南野拓実選手が所属していることで、日本のサッカーファンはより一層注目していたに違いない。自分もその中の一人だ。
今更ながら、自分はサッカーが大好きだ。
なかでも、プロサッカーを観戦するのがとにかく好きだ。中学生くらいまでは国内外問わず、プロサッカーにいつて知識で右に出る者はいなかった。もはやオタクといっていいくらいで、実際に家族にはオタクとからかわれていた。
しかし、高校、大学、社会人と年を重ねるごとにサッカー熱は少しずつ冷めていった。好きではあったし最低限の知識は入れていたが、中学時代のワクワクはなくなっていたと思う。
今でもサッカーは好きなんだけど、オタクレベルではなくなったし、「すごい好き!」て感じでもない。
今回のチャンピオンズリーグも、中学生の頃は4時ごろ起きて視聴してから登校していた。今や平日にそんなことするくらいなら、絶対に睡眠を優先する。
近年はSNSやYouTubeの普及により、サッカーがめちゃめちゃ詳しい人が増えた。正直、自分でもついていけないくらいにみんなサッカーへの熱や知識が豊富。そんな人たちと比較すれば、ここ3〜5年くらいで自分はサッカーオタクなんて言えないレベルとなっていた。
「昔はあんなに好きだったし、詳しかったのにな」
なぜかよくわからないが、サッカー熱が冷めた自分の心が寂しい。
ではなぜ、今回は久しぶりに4時に起きてまでチャンピオンズリーグ決勝を視聴したのか。
一つは先ほども記した、南野選手に注目していたからだ。日本人が出場し優勝なんてすれば、それは快挙である。
もう一つの理由は、単純に日曜日で仕事がなかったから。自分の記憶では決勝は平日が多かったように思う。
そして29日、無事に4時に起きた。
起きても試合開始後、すぐに寝るかもなと思っていたが、それはなかった。試合が面白すぎたからだ。久しぶりに世界のトップレベルを目の当たりにして、食い入るようにみていた。
Jリーグをスタジアムで観戦することは最近もあったが、やはり世界のトップレベルは違うものを感じた。テレビの画面越しなのに、そう感じるのだから相当だ。この時にふと思った。
「おれ、まだサッカー好きなんだ」
自分のサッカー好きが再燃したのが嬉しかった。あの頃の、サッカーオタクだった自分の感覚を取り戻した気がした。
南野選手は出場せず、リバプールも負けてしまい準優勝だったのは残念だった。来年こそは、誰かしら日本人がチャンピオンズリーグで活躍する姿をみてみたい。
5月29日
4時に起きて「サッカー好き」が復活した。
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