見出し画像

町立日本語学校騒動が終結しました

6月に新聞に、「日本語学校の要件を満たしていない」と掲載され話題になった東川町立日本語学校問題が、このほど解決を迎えたようです。
11月1日に東川町のホームページのトピックスに結果として以下のように掲載されました。

議員への説明がなされたものも含めてざっくり要約すると
・報道後直ぐに告知基準を満たさない講師が授業を行っていたことを改め、教員が全ての授業を行うようにした
・監督官庁である入国管理局の調査を受けた
・その結果、6ヶ月の短期コースは現在の基準に合致しないため、1年コースに統合することになった
・それ以外の措置(おとがめ)は無し
・処分者なし
・今後一層適正な学校運営に努める
というものです。

町立東川日本語学校の教員要件に関する件について(結果)
町立東川日本語学校において「告示基準の教員要件を満たしていない者が授業を担当していた」件につきまして、東川町ホームページ(7月1日付トピックス)及び行政情報(7月1日付-町内会回覧)等を通じて、その経過概要と町の対応について町民の皆様にお知らせしたところです。
 その後、法務省札幌出入国在留管理局からの求めに応じて、事実関係を確認するための様々な書類の提出、聞き取りや現地調査を受け、9月下旬と10月中旬に2度、札幌出入国在留管理局を訪問して、審査の結果について口頭で報告を受けました。
 その内容は、「告示基準を満たしていない者が授業を行っていたという事実を確認した。これは、経験豊富な元小中学校の先生方を教員とすることで教育の底上げをするというものではあるが、基準を満たしていない方については、基準に沿った形に改善をしてもらわなければならない。そのような中、貴校においては即座に正規な教員配置に改善し、その対応が現在も継続していることを確認した。すぐに改善されたことで、内容については理解いただけたものと判断し、今回は特段の措置は行わないこととした。今後において、同様のような事案が発生すれば、何らかの措置がされると予想されるので、適正な学校運営に努めてもらいたい。」との報告を受けたところです。
 今回の件に関して、町民の皆様を始め多くの方々に大変なご心配とご迷惑をおかけすることとなり、町の信頼やイメージを損なう結果となってしまったことは誠に残念であり、心よりお詫び申し上げます。
 今後も監督官庁などのご指導をいただきながら、留学生第一を基本として、適切な学校運営に努め、町や学校の信頼回復に努力してまいりますので、今後ともご指導ご支援を賜りますようお願い申しあげます。
                11月1日 東川町ホームページより


「ずさんな経営」と書き立てられた今回の日本語学校の報道。
留学生にとって深い学びの場を提供しようと教育経験があり日本文化に長けた人材(元学校の校長先生)を登用したことが、あだになってしまった感がありますが、監督官庁に調査を受けたところ、その内容が理解され処分もなく終結したということです。
コロナ禍で留学生がなかなか入って来られないという問題はまだ残っていますが、ひとまずほっとしたというところですね。