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「東川版生涯活躍のまち」事業が始まります。

4月18日に開催された「第3回臨時議会」で6億4千万円の「補正予算」が行政から提示され、それを議会で承認いたしました。

これで平成31年度(令和元年)の東川町予算は総額94億8278万円となりました。
前年度より8億4600万円の増。9.7%の増になります。


補正予算が組まれた中で、特徴的な事業として、
今年度から5年間にわたり「東川版生涯活躍のまち」事業が始まります。
その主な項目は以下になります。


1,新しい働き方や仕事の創出
  子育てママやお年寄り、留学生が日常の中の空いた時間を活用し、好きな時間にやりたい仕事をコンビニのように選んで行う「しごとコンビニ」事業を整備する。

2,地域資源を活かした学びや活動の創出
  
写真文化や木工家具デザイン、スポーツやボランティア活動など、参加者としてだけでなく、能力を持った人が講師としても活躍できるように整備する。

3,新たな住まいの場の整備(空き家活用など)

4,福祉対策の充実・強化

5,魅力発信

6,他文化多世代共生の基盤と仕組みづくり
  
利便性の高い公共交通のあり方を検討する。日本語学校などの留学生が活躍する場を提供して他文化多世代共生の基盤づくりに取り組む。


以上は先行して同様の取り組みを実施している岡山県奈義(なぎ)町の「まちの人事部」(しごとコンビニ事業)の成功実績を参考にしています。
また同町の地域再生法人「ナギカラ」が、東川町においても運営を支援していくとのことです。
「ナギカラ」についてはこちらに詳しく書かれてあります。
ユニークな取り組みですので、ちょっと目を通してみてください。


以上の事業を5年間、毎年4億円の予算で東川町では取り組んでいきます。
大半は国の補助金を活用し、町のお金の持ち出しを少ないままに、上記のような地域活性につながる事業を進めていくというものです。
最初の一年、今年度はその準備期間ですが、二年目で助走、三年目から実績を重ねていくことでしょう。


特に1の「しごとコンビニ」は、ちょっとした時間ならある、旭川まで働きに行くほどではない、という方々(主にママさんたち)、年配の方にとって良い制度ですね。ぜひ早期の実現を望みます。 

また2にあるような、本業以外の特技を活かした活動の創出はいいですね。例えば自動車の簡単な整備ができる、自転車の修理、改造ができる、ウッドデッキくらいまで作れる、無線LANのセッティングができる、タイ料理が得意・・・などなど趣味を越えて特技を持ってる人が東川町にはたくさんいますよね。
それを登録制にして誰かに喜んでもらえる仕組みの整備(人財バンク的なもの)もあると良いですね。


「人の魅力が町を創る」
私のテーマにもぴったりな事業展開です。
実行していくよう成り行きをしっかり見ていきたいと思います。

行政から提示された予算を議決するのが議会の仕事。
それが正しく行われているのか、チェックするのも議員の仕事です。
より良い町にしていこうというのは、行政(役場)も議会も同じ思いです。
ただそのやり方が、効率的に行われているのか、目的に向かって実行されているのかは税金が使われている以上、議会も町民もチェックする必要がありますね。