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ハノンのスケール練習のコード分析


だいたいこんな感じを意識している。(ちょっとうろおぼえだけど)

楽譜の上に書いてあるのがコードのイメージ
楽譜の下に書いてあるのが移調してもOKなローマ数字でのコードのイメージ
楽譜の一番下に書いているのが機能和声的なイメージ

スケール(本当は左手も弾く)の後に、トップノートがキーの主音で、そこに7の和音のマイナーで、3音省略した右手
3音は左手側で、ちょうど下属音になる。

次の和音はトップノートがキーの主音で、主和音と同じ形だけど、左手が属音で、次の和音と合わせてドミナントになる。 クラシックっぽいのでよくある進行。

最後はトップノートがキーの主音で、主和音。左手も主音でトニックで終わる。

短調のスケール

短調は自然短音階とか和声的短音階も弾くんだっけか、楽譜は旋律的短音階で、上行するときに導音に向かって半音あがり、下行するときには下がる感じになる。

長調も短調もほとんど同じだけど、単調にでてくるIIm7b5がなんだかほんのりジャジーな響きでかっこいい。

Vの前のIの2転のクラシックっぽさ

I5って書き方があっているかわからんけど、和声でいう第二転回系。(ここでは左手が5の音という感じで書いているけど亜流かも)
ここではコードで覚える方向で書いてみた感じ。クラシックの分析とかの場合は和声で分析した方がより詳しく見れる場合もあるかも。
(書き方がいろいろある、用途によって変わる感じ 例:各声部の動きを意識するのか伴奏のためか分析用かなど)

3rdを重ねないとクラシックぽい響き

コード理論ではあんまり出てこないかもだけど、第1転回系、3rdの音が低音にくる場合に、右手にも3rdを重ねると響きが濁りやすいとかで省くことが多い。

同時発音数を守るとクラシックぽい?

あとポップスとかではあんまり関係ないかもだけど、
4和音をしっかり4つの音で弾いてしまうと、3和音の時と音の厚みが変わってしまうから、適当に省略するとしたらどの音を省略するかなんか意識してみると気づきがあるかもしれない。

平行移動を避けるとクラシックっぽい

あと和声だと連続5度、8度とか気にするけど、クラシックだとそういうのが意図的に避けられていることが多いとか、
あとちゃんと7の音が3に解決しているとか、導音が主音に解決しているとか。
そういう規則性みたいなのを言葉にして意識していくことで、標準と例外の区別がつくようになって、覚えるべき部分が差分だけになり効率よくなるかもしれない。(作曲家が何を意図しているかとか)

共通言語と基礎練習

あといろいろ知っていると同じような理論を習得している人とのやりとりが若干楽になるとかあるかも。
その基本部分を学ぶのが結構物量だったりもする。いろんな曲を分析してみたり、基礎練習として何かしらの理論を学んでみたりとか。
ハノンとかも指を動かす物量の基礎練習なので、キーやコード、機能和声とか音の細かい動きとかも覚えながらやると、効率よく学ぶ教材として良いかもしれない。

演奏時や楽しむ時は無意識で

演奏の時は無意識で、(演奏のリアルタイムに考える事が多い)
時間をかけて分析や、ゆっくり練習したり、練習をアレンジ(トップノートを変えてみるとか)する時は意識してやるくらいの気軽さでよいかと。

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