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レスポンス

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礼拝説教は、神の言葉。いのちある説教に対しては、それを受けていまここでおまえはどうするのだ、という問いかけがあります。何らかの形で、それへの応答を、祈りのように告げることが必要だ…
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#ルカによる福音書

目を覚ますことと祈ること

説教に「まくら」などという言葉を使うのは不適切かもしれないが、説教者により、いくつかのタ…

たかぱん
1か月前
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楽しく厳しい説教

子どものための礼拝を別枠でつくるということは時折あることで、しかし年に何度か、子どもたち…

たかぱん
3か月前

へりくだって祈れ

「交換講壇」と呼ばれるものがある。近隣の教会で、牧師が交替して、互いに別の教会で礼拝説教…

たかぱん
4か月前
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倒し、立ち上がらせる福音

大晦日だろうが元日だろうが、主の日は主の日である。長時間労働だとか2日連続では説教ができ…

たかぱん
6か月前
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冒険の始まり

さあ、冒険の旅に出よう。   それは、自ら望んでいなかった冒険であった。しかし、何ものかに…

たかぱん
6か月前

神の国は近い

この説教者は、新約聖書はしばしばルカ伝から語っていた。もちろん意図的である。このルカ伝は…

たかぱん
7か月前
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何を献げるのか

宗教法人格をもつ政治団体が、ようやく社会問題化されるようになり、その「献金」が問われている。「金を献げる」と書く、この「献金」。やはり神に献げるというのが、原義ではないかと思われる。昔中国では、犬を献げていたのだろうか。いまでは、政治の世界でも「献金」が普通になり、そこには必然的に利権問題が絡んでくるようにも受け取られる。   キリスト教会でも、当たり前のように「献金」がある。礼拝の席上での献金もあるし、毎月の献金もある。それは決して「会費」ではない。各自か示されるままに献げ

あなたは神のもの

突然少し面倒な病気に苛まれ、説教を神学生などに任せることが続いた説教者。体調がどこまで回…

たかぱん
11か月前

昇天と祝福

今週18日木曜日が、教会暦での「昇天日」にあたる。ルカの記録に基づき、イエスの姿が空に見え…

たかぱん
1年前
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エマオ行きの道にて

イエスの復活を記念する礼拝となると、イエスに会いに行く女たちや、ペトロなどの弟子たちの姿…

たかぱん
1年前
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目を覚まして祈ること

説教では、時々「祈り」というテーマの中で語る必要がある。祈りは、教会の要である。また、個…

たかぱん
1年前
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要石なるキリスト

レントに入っている。教会では、イエスの十字架の死と復活へ眼差しを向ける。説教者が選んだの…

たかぱん
1年前
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お前たちのことは知らない

教会での礼拝説教とくれば、「良い知らせ」という意味をもつ「福音」に適うよう、喜ばしい内容…

たかぱん
1年前
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主がお入り用なのです

キリスト者にとっては、言わずと知れた、エルサレム入城にまつわる場面。子どもたちにも人気である。なんといっても、イエスさまが、わざわざろばの子どもをリクエストして、大切なパレードに使ってくれた、というのである。幼子の祝福と共に、子どもが主役になるような場面なのである。   イエスは二人の弟子を使いに出し、村につないである子ろばを引いてくるように、と命じた。人に咎められたら、「主がお入り用なのです」と言えばよい。   これから起こることを、見てきたように言うイエスを、二人の弟子が