マガジンのカバー画像

レスポンス

103
礼拝説教は、神の言葉。いのちある説教に対しては、それを受けていまここでおまえはどうするのだ、という問いかけがあります。何らかの形で、それへの応答を、祈りのように告げることが必要だ…
運営しているクリエイター

#説教

神の怒りから愛の歌へ

4月26日午後、加藤常昭先生が召された。縁のある教会である。牧会したということではなかった…

たかぱん
2か月前
1

キリストの中で

黙示録の講解説教は、14章に入り、本日は「三人の天使の言葉」というタイトルがつけてある箇所…

たかぱん
4か月前
3

一粒の麦と永遠の命

その日は、妻の父親の誕生日であった。2年前に亡くなった方であるが、誕生日を忘れないように…

たかぱん
8か月前

歴史的礼拝

2003年10月8日、日本のキリスト教会の説教は、ひとつのピリオドを打った。   主日礼拝に、説…

たかぱん
8か月前

ウーアイ

黙示録は8章にさしかかる。一時小休止を迎える。しばし風が止む。天使の手に渡された香が、聖…

たかぱん
9か月前

吊り橋と縄

黙示録の連続説教も第7章に入った。「大地の四隅に四人の天使が立って」おり、風が吹き付けて…

たかぱん
9か月前
1

永遠へのステップ

改革派の重鎮と言ってよいであろうか、吉田隆先生の訳による、「ハイデルベルク信仰問答」の問58は、次のようになっている。   問58 「永遠の命」という箇条は、あなたにどのような慰めを与えますか。  答 わたしが今、永遠の喜びの始まりを心に感じているように、      この生涯の後には、      目が見もせず、耳が聞きもせず、      人の心に思い浮かびもしなかったような      完全な祝福を受け、      神を永遠にほめたたえるようになる、ということです。   8月

開かれた門を見たらその次には

文学的比喩やレトリックの中には、その時代や文化を共有する相手にでなければ通じない、という…

たかぱん
10か月前
3

魂を揺さぶる語り

諸事情から1ヶ月ぶりのその講壇は、長かった。話したいことが溜まっていたかのようであった。…

たかぱん
11か月前
4

人生の滲む説教

今週もまた諸事情で、ゲストの説教者となった。あまり立ち入ったことをご紹介するのは控えたい…

たかぱん
11か月前
1

幻の風景

教会の説教は、神の言葉であるべきだという。「私の語る言葉は神の言葉だ。礼拝後、とやかく言…

たかぱん
1年前

イエスの眼差しの中で

黙示録を続けて読んでいる。今日は、スミルナの教会宛の手紙。エフェソに続いて二つ目であるが…

たかぱん
1年前
6

愛ファースト

黙示録の講解は、まだ始まったばかり。「天上におられるキリストの姿」という新共同訳の小見出…

たかぱん
1年前
3

来てください

高校受験の国語を教えることがある。文章読解の場合、本の題や注、設問に目を通してから本文を読む。当然であろう。ではその本文をどう読むか。特に論説文のときは、冒頭の序論を見たら、すぐに最後の結論を読め。そう教える。   何故か。生徒たちに問いを投げかける。遠足で、行く先を知っておいてから歩くのと、これからどこに行くのか分からないままに連れて行かれるのと、どちらがよいか。論説文は、筆者が読者を導きたい結論というものがある。書くほうも、それを決めておいてから、道を辿るように論を進めて