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「セブンイレブン」宅配ピザ事業への挑戦

【セブン宅配ピザ参入】

コンビニエンスストア大手の「セブン-イレブン・ジャパン」が宅配ピザ事業への参入を続けているようだ

本年は大手宅配ピザチェーンにとっては戦々恐々とした展開が進んでいる

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セブンイレブンは過去にミスタードーナツに対抗してドーナツ事業に挑戦しましたが、結果は失敗に終わりました。しかし、現在はドミノ・ピザなどを代表とする宅配ピザ事業に挑戦を続けています。

失敗を重ねながらも、新しい事業を次々と立ち上げるセブンイレブングループの企業力と商品開発能力は卓越しています。入れたてのコーヒーがほとんどのコンビニで提供されるようになり、珍しくなくなったものの、コーヒー事業も失敗を繰り返しながら「空のカップ」を購入する形に落ち着いています。

今回のピザ事業は、粉物が飲食業界の中で比較的高い利益率を誇ることから、宅配ピザの原材料費が売上の約2割を占める一方で、粗利が高くなると期待されています。ただし、経費の大部分は運送にかかる人件費や広告費です。

この挑戦が成功すれば、宅配事業のノウハウを他の商品の配達にも応用できるでしょう。ピザ宅配市場でのシェア拡大だけでなく、宅配事業全般の本格化も目指していると考えられます。

背景には、今年改正された技能実習生に関する法律の影響があります。この法律改正により、宅配事業への注力の基盤が整ったと見られます。過疎地や高齢化が進む地域への配達に必要な人材確保が難しい中で、2024年問題とも言われる自動車運送業界の人材不足への対策として、特定技能・自動車運送業の施行により外国人雇用の道が開かれています。

宅配ピザ業界が不安を抱える中、セブンイレブンがピザの宅配に挑戦し、さらにさまざまな商品を一緒に配達する新しい販売形態に成功すれば、他のピザチェーンにはない独自の強みを持つことができます。今後10年以内に運転免許を返納する高齢者が増加し、コンビニへのアクセスが難しくなる中で、さらなる利便性を提供し、豊かな暮らしを実現する企業の姿が浮かび上がります。

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