人は過去を見て判断する ~エビデンス~

こんなご時世だろうが何だろうが結局新年度となると忙しいのですよ。

気がつけば私がnote初めて1年だそうで。
まあ、ろくに書いていないのでたまには筆を執るとしましょう。
実際にはキーボードを叩いてますが。


仕事柄、よく「エビデンス」という言葉を使います。
「証拠」とか「根拠」とかを意味します。(英単語にするとevidence)
何でも横文字使えばいいって訳ではありませんが、如何せんこの辺りは業界柄、一般的に使う言葉ということで。(医療やIT業界なんかで主に使われているみたいです)

保険適用される治療法なんかみんなそうですが、過去に行ってある程度効果(科学的根拠)が実証されたものが治療として行われます。
薬なんかも治験を繰り返し行って効果が出たことを実証して発売されます。
現代医療って過去の蓄積による「根拠」があって、その結果行われるんですよね。

逆に「誰もやったことがないので、どうなるかわからないけどやってみよう」というのはある意味博打です。
成功する目安も何もない博打で、他人の命とか軽々しく扱えるものではないので、医療業界ってエビデンス主義なのだと思います。

根拠ということ自体は別に医療に限ったことではありません。
「過去こうだったからこうしよう」というレベルの判断は日常生活でもあると思います。
多少なりとも自分自身とか本やネットなど過去の経験から得た「根拠」をもって、ある程度の上手くいく算段をもって物事に当たるはずです。


時に、昔のことばかり持ち出すのは年老いただとか、成長が止まっただとか言う人がいます。
確かにそれが言いたいこともわかるのです。
でも、物事を判断するのってエビデンスという、「過去」によるところが大きいと思うのです。
昔のことを持ち出すのは、そのエビデンスを出したいが故だとも考えられませんでしょうか。

もちろん、「これからこういうことをする」という「未来」も物事の判断には必要なんですけどね。
まあ、口ばっかりのビックマウスには何度も痛い目に遭わされてますので……。


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