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たてよこのあれこれ #12

キッチンを改装して飲食店の営業許可を取得しました。改装とはいっても、雁木町家の長細い構造で、元々は一般住宅でしたので、キッチンはそんなに広くはなく。営業許可を取得する上で最低限の工事で済ませました。

工事が終わったのは2023年9月。飲食事業をメインにしていくわけではありませんが、ピカピカのシンクや作業台に少し心躍ったことを覚えています。
火を扱うので、消防署にも問い合わせを行い、時間はかかりましたが必要な手続きを済ませました。


さて、そんな店主が最初の営業に選んだのは「ドーナツ」でした。
実はちょくちょくつくる機会があり、「バムとケロのにちようび」という絵本の世界を再現するべく、イベントで山盛りのドーナツをつくったことも。

パソコン仕事ばかりして疲れたとき、リフレッシュに料理をしたくなることがあります。ドーナツを作り始めたのもそんなことがきっかけです。少しずつ分量を変えながら作っては食べ、また分量を変えて作っては食べ、、、

それを繰り返して今は自分なりのレシピに落ち着いています。これは今後アップデートされる可能性あり。

さぁなぜドーナツだったのか。そんな話をします。
なんとなくドーナツのキャッチーでポップなイメージがいいなと思っていたり、ドーナツ屋さんって地方にはあまりなかったり。そんなことは思っていましたが。。。。。

一番のきっかけは、2020年10月に尾道市に滞在していたとき「アナーキーインザドーナッツ」(現在は無期限休業中)というドーナツ屋さんに出会ったことです。そのお店は古い空き家をDIYで整備して、金土日の14時〜18時で営業。たくさんのポップなドーナツを製造・販売し、18時時点で余ったドーナツは「フリードーナツ」と称してまちの人々に配る。そんなドーナツ屋でした。ときには店主の知り合いが来て喋っていたり、近所の小学生が宿題をしに来ていたり。

”小さなドーナツ屋さんには大きな世界が広がっているんだ”

そう感じた記憶があります。
そんなお店を作りたい。「ドーナツ」というキャッチーなコンテンツで、たくさんの笑顔を作りたい。そんなことを思いながら、、

上越市の小さなお店でドーナツの穴をのぞいてみたら、ちょっと楽しくて豊かで幸せな世界が広がっている。
そんな状況を目指して、これからもドーナツを作ります。

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