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「働く時間を圧縮するとコミュニケーションの質が良くなる」

日本の働き方の質も量もすごく微妙になっちゃってるというのが現状だと思うんですよ。「働き方をどう変えるのか?」という試行錯誤が必要というのは間違いない。その中の1つとして週休3日制
週5日40時間働いていたものを週4日35時間にするという実験をアイスランドでやったが、働いている量は減っているのに、そこで生み出されたものは変わっていない。

その理由は2つあって、1つは、時間を圧縮すると時間が限られているので、集中してその範囲で終わらせようとするので、その集中力で効率が上がったんじゃないかというのが1つ。

もう1つは、チームワークが変わったっていう報告がある。一緒にいる時間が短くなったので、その範囲内でコミュニケーションして分担しないといけなくなる。それによってコミュニケーションの中身とか質が良くなった。チームってダラダラ一緒にいると、気づいたらしょうもない雑談しかしなくなっている。ダラダラとチームワークをやっていると、「効率悪いな」と思って逃げていく人も、「限られた時間なら一緒にいていい」みたいな効果もあるのかもしれない

   成田悠輔(イェール大学助教授)

「日曜日の初耳学」


個人的に週休3日制には興味がある。

体力が足りないのか気力が足りないのか、私は毎日長時間労働で質のいい仕事をすることは難しい。

以前はそれができていたけど、年齢的なものなのか、できなくなっている。

体がしんどくなると頭もすっきりしないし、いいアイディアも思い浮かばない上に、怒りっぽくもなってくるから、翌日も仕事の日はあまり遅くまで残らないようにして、休みの前の日に残ったりして調整してる。


それに、やっぱりまだどこか「残業してまで仕事している人の方が頑張っている」というバイアスは根強い。

その一方で、「ワーク・ライフ・バランス」「多様性」「心理的安全性」「業務効率化」というのが加わり、みんなの解釈が異なり、向いている方向にズレが生じて、最終的にはそれぞれが自分の都合の良い解釈で動いているように思える。

時差出勤とかリモートワークも制度としては進んでいくけど、情報の共有が十分じゃなく、伝えやすい人同士でしか共有されていない。

どのチームもというわけではないけど、私の今のチームは「ダラダラとしたチームワーク」になっている気がする。


年末、みんなで交代で休みをとろうとしているので、メンバーが揃う機会が限られているせいか、偶然かもしれないけど、少しコミュニケーションの質が上がっている。


雑談が増えてダラダラと職場にいる時間が長くなるよりは、シャキッと仕事を進めていって、休みが1日増える方が私はありがたいな。



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