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「整数次と非整数次、ともに群を抜いて多いのが、美空ひばりである」

なぜある人の発する声に魅了されるのか。なぜ言葉で気持ちが伝えられるのか。いまだ誰も、その問いに対する明確な答えを出せずにいる。しかし、音や声の背後に「倍音」(ばいおん)が存在していることを知ると、その謎は少しずつ、ほどけていく。

倍音はさらに大きく「整数次倍音」と「非整数次倍音」の2つに分けることができる。

「非整数次倍音」は、重要性、親密性を表すときに使用される。感情を込めた言葉を発するとき、私たちは自然と小声で「非整数次倍音」を含む話し方をしている。「非整数次倍音」は、感情(心)に訴えかけやすい音なのである。

人の声は、「整数次倍音」が非常に高域まで出るので、これを聞くとみな気持ちが良くなり、ひいてはその声を発している人を好ましく、尊敬の対象として見るようになる。したがって「整数次倍音」の強い声の人はカリスマ性、そして荘厳な雰囲気を持つようになるのである。

整数次と非整数次、ともに群を抜いて多いのが、美空ひばりである。この人は1曲のなかで整数次と非整数次を絶妙に使い分けることができる、まれな人であった。

   中村明一(作曲家・尺八演奏家)

imidas


時々、声質を褒められることがある。

実際にお聞かせすることがないので、思い切って書いてみました。


人前で話す仕事をしていた時、「よく通る声をしているね」と言われたことが何度かある。

話す時の「間」も褒められて嬉しかったけど、声質も嬉しかった。

うるさいという悪い意味ではなく、しっかりと届くという良い意味で言ってもらえていたと思う。


以前、付き合っていた人にも「耳障りのいい声質をしている」と言ってもらえて、その時にEvery Little Thingの持田香織さんを引き合いに出してもらった。

彼女の声は周波数が心地よいとされていて、それに似ている、と。

ELTは大好きなアーティストで、学生時代にカラオケに行ったら絶対に歌っていたので、とても嬉しかった。

人気もあったし、単純に曲が好きだと思って歌い始めてたけど、もっちーの声の出し方が自分に合っていた。

おこがましいけど、声の出し方とか喉の使い方の感覚をマネできていた。

ELTの声真似で、浜崎あゆみを歌うとかしてた。

なつかしい。


当時、ELTを歌うのがモテるみたいな感じになっていたので、純粋に彼女の声が好きで、あざとさを狙いたいわけじゃなかったので、勘違いされないように歌うのを避けることもあった。

昔からひねくれてますね。


ふと、声を褒められたことを思い出して、調べてみたら、いろいろ要因分析されてるみたい。難しくて理解まではできていないけど。

やっぱり美空ひばりさんは圧倒的なんですね。


話す相手によって、声質は多少変わっていると思う。

気心知れた人や好きな人と話す時は、声もリラックスして、聞きやすい、耳馴染の良い、癒し効果のある声質になるんだろうな。

それって、きっと自分にも良い効果をもたらしてるんだろうな。


軽くELTの曲紹介をしようと思ったら、こんなにしっかり書いてしまった。

学生時代の友人とまたカラオケに行きたいな。

あの時のノリでバカみたいに歌いたい。

今年の夏休みこそは彼女に会いに行きたい。



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