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「めちゃくちゃミーハーっていうことは、主役が自分じゃない。」

(今田耕司さんのMC力の高さについて)
まず言えるのは、アップデートの周期の早さ。悪い意味じゃなくて、芸能界の中で一番ミーハーやと思う。ほんまにめちゃくちゃミーハーで、何の恥ずかしげもない。
例えば、韓国のアイドルの子たちの人気が出た時は、「少女時代!」とか。人に対してめちゃくちゃミーハー。めちゃくちゃミーハーっていうことは、主役が自分じゃない。あれはミーハーからくるMC術だと思うね。
   千原ジュニア

「林修の初耳学」


ジュニアさんも「悪い意味じゃなくて」と前置きしているように、「ミーハー」って言うとネガティブなイメージだけど、「好奇心旺盛」と言い換えるとポジティブなイメージになる。


番組を観ていて、人付き合いが悪い自分を反省したのと同時に、父親の影響を思い返していた。

私は良いところも悪いところも父親からの影響を大きく受けていると思う。

長女だから期待を裏切りたくないという思いがどこかにあったんだろうか。

反発しながらも、父からの発言を無視できずにきている。


「ミーハーになるな」というのもその1つ。

父は、噂話や流行りものを毛嫌いしていた。

家でそういう話をしようものなら、大きく深いため息をつきながら、「はぁ、くだらない」とぼやき、他の家族を黙らせた。

買い物から帰ってきて、すぐに買ってきた服を広げてはしゃぎたかったけど、それも「ミーハーだ。みっともない。」と苦言を呈された。


父は基本的には人付き合いが苦手だ。

父の影響なのか、私も人付き合いは得意ではない。

他の人と自分を比べると、私は他人に興味を持たない。

人のゴシップネタでずっと盛り上がっている人や、プライベートなところにずかずか入り込む人に対して「品がない」と思う。


でも、他人に興味がなくて困ることもある。

雑談をしてお客さんをもてなす時や、後輩をリラックスさせてあげないといけない時でも、すぐにネタ切れを起こしてしまう。

年齢が上がるにつれて場を回すスキルはだんだん求められてくるし、次々に質問が出てくる人たちのことを「すごいな」と思うし、見倣わないといけないとも思う。


ジュニアさんの分析を聞いて、「私って自分が主役だと思っているのかな」とハッとした。

そんなつもりはなかったけど、もっと周りに興味を持った方がいいなと反省した。

雑談して職場の雰囲気を良くするのも仕事の1つだ。

バランスは大事で、仕事は「余計なことはしたくない」と他の人に押し付けるのに、時間も考えずにずっと雑談している人にはなりたくないけど。


仕事のできるベテラン層は、「品のあるミーハー」が多い気もする。

そうなれたらいいな。



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