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「野望みたいなものを語っているうちは、うんともすんともいかなかった」

嵐の5人でどう見せるかっていうのをずっと考えてたんですよ。自分たちで「こういって、あぁでこうで」ってプレゼンして、「こういう見せ方していきます」っていうのを打ち出している時はそこまでエンジンかからなかったんですけど、「こう見てもらえたら幸せだな」と、俺らが楽しんでいる姿を見て、ちょっとでも「おもしろい」とか「いい空気になるな」っていうふうに思ってもらえたらいいよねって、どっかで考え方が変わった時に、仕事の量が増えましたね。

(メンバー同士での話し合いも)当時はめちゃくちゃしてましたね、若い時は。でもそれが「これからどうする」とか「何をやっていく」とか野望みたいなものを語っているうちは、うんともすんともいかなかったですね。

   二宮和也

「日曜日の初耳学」


私もいい感じに肩の力が抜けてきてるんだろうか。

若い時みたいに「自分の方がもっとできるのに」とか「自分にしかできないことをやりたい」という競争心や野心がなくなってきているので、歳をとったのかなと嘆いていた。

でもこれは、「肩の力が抜けて、自然体で頑張れている」という見方もできるかもしれない。


それぞれの年代でふさわしい心持ちというのがあると思う。

職場の30代前後、特に男性は、若い頃の私のように競争心や野心が強いことが多い。

自分が30代前半の時は、そういう男性の同僚が目の上のたんこぶに思えてうっとうしかったけど、やっぱりそういうお年頃があるんだと思う。

矛盾しているけど、40代になった今、野望がない若い人と話すと物足りなさを感じる。

若い頃にそういう時期を経てきた年上の人は魅力的に見える。

個人的な偏見が入ってるとは思うけど。


ただ、野心を持ち続けるのは悪いことじゃないけど、それをアピールしすぎると、年齢が高くなるほどうるさいと思われてしまう。

実績が伴わないとなおさら。


心の中は熱いままで、どうにもならないことは割り切って、努力すべきところは力を入れて、楽しく。


嵐ってみんなリラックスして楽しんでるのが好きだなぁ。

苦しい時期を乗り越えてきたからこそ滲み出る雰囲気なんだろうな。



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