「自分にとってちょうどいい人数を知っているかが人生の幸福度を決める」
何年も前に放送された回だけど、ずっと印象に残っていた。
私にとってのちょうどいい人数は3人だ。
多くても5人。
植木先生は3人らしい。一人っ子だったから、両親と植木先生の3人で一緒にいることが多かったのが要因かもと言っていた。
たしかに私は3人きょうだいだから3人なのかもしれない。
私も高橋さんと同じように、「少人数じゃないと居心地悪い自分を変えたい」と思っていたから、植木先生の言葉を聞いて、気が楽になった。
「大人数と付き合える人が優れていて、少人数でしか付き合えない人は劣っている」と勝手に思い込んでいた。
植木先生は、こういう思い込みを変えてくれることが多い。
私は、恋人やすごく仲のいい友人であれば2人がいい。
じっくり話ができるから。
でも、職場の人や普通の友人であれば、「2人だと会話がもたなかったらどうしよう」と思うし、沈黙になると「話題を提供しなきゃ」と思って疲れてしまう。
4人以上になると、同じテーブルにいるのに会話のグループが分かれることがある。
5人までであれば2グループに分かれるだけだし、みんなの声も聞こえるので、そこまでストレスには感じない。
でも6人以上になると、真ん中の席にいる時に「どっちのグループに入ればいいんだろう」とか、端の席にいると「向こうの声がよく聞こえないな」と、会話に集中できず、ストレスに感じることがある。
だから多くても5人までがいい。
できれば3人がベストだ。
5人だと、みんなの話している会話にはついていけるけど、自分が話し出すタイミングが掴めず、黙ってることが多く、途中から申し訳ない気持ちが出てくる。
3人だと、他の2人の話も十分聞けるし、自分のことも自然体で話せる。
もちろんメンバーにもよるけど。
お酒がそこまで得意ではないし、居心地の悪さを我慢して時間をやり過ごすくらいなら、家で一人で過ごしていた方がいい。
会話そのものを楽しんで、いろんな考えに触れることに楽しみを感じるので、私は人数にこだわるタイプだと言えるだろう。
「自分にとってちょうどいい人数を知っているかどうかで、人生の幸福度を決める」ということだから、私はこの点では幸せ者なんだなと思う。
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