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「若い人にとっては、ミドル(中堅・中年社員)が社長」

なぜミドル(中堅・中年社員)が大切か。
職場の若い人たちにとっては、どういう人のもとで仕事をするかが非常に重要になる。
若いときにいい上司につけば能力を伸ばすことができるし、そうでなければなかなか伸ばせないところがある。
若い人にとっては、ミドルが社長なのです。
   
久保徳雄(東京エレクトロン 創業者)

心を輝かせる名言集


「ミドルが社長」という考え、共感する。

会社のトップは遠すぎる存在だし、良くも悪くも直接的な影響を受けない。

一方で、私もミドルには強く影響を受けてきた。


前の会社で出会った人は、一生憧れの存在で、ずっと手の届かない人だ。

Excelの知識の豊富さ、プレゼン力の高さ、人間関係の調整力の高さ、トラブル対応力のどれもが圧倒的だった。

今でも「あの人だったらどうするんだろう」と考えることがある。

でも、その人は常に私の予想を遥かに超えて、かつ思いもよらぬ方向から意見を出すので、逆立ちしてもその人の行動や思考パターンを読み取ることができない。

もっと一緒に仕事したかったし、もっといろんな話をしたかった、もっといろんなことを学びたかった。


今の会社でも最初の上司がミドルで、今は出向でいなくなってしまったけど、この人の部下になってラッキーだったと思う。

当時はみんなが慕うほど好きではなかったけど、離れてから「あれはいい上司だったんだ」と気づき、指導されたことに感謝している。

他に、ミドルの先輩たちも見習うべき人が何人かいて、真似できるところは真似している。


その一方で、いろんな考えのミドルがいて、それぞれの下で育った新人たちはやはりそのミドルたちの影響を受けている。

前は穏やかだったのに、上司が変わって横柄な態度になった人もいると聞いたことがある。


人との出会いって、喜びや楽しさだけじゃなくて性格や仕事のやり方にも影響を与える。

私は影響を受けるだけでなく、与える機会も増えていくけど、今の自分でも「これは直さないと」と思うことがあるな。

直せるところは直していこう。


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